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J-GLOBAL ID:201602276850073645   整理番号:16A1054539

単一成分分子伝導体[Pd(tmdt)2]における反強磁性配列

Antiferromagnetic Ordering in the Single-Component Molecular Conductor [Pd(tmdt)2]
著者 (12件):
資料名:
巻: 55  号: 15  ページ: 7709-7716  発行年: 2016年08月01日 
JST資料番号: C0566A  ISSN: 0020-1669  CODEN: INOCAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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[M(tmdt)2]系錯体(tmdt=トリメチレンテトラチアフルバレンジチオ酸塩,M=Ni,Au,Pt,Cu)は多重軌道相関電子系であり,多様な電気的磁気的性質をもつ。新規な単一成分分子伝導体[Pd(tmdt)2]を合成し,X線結晶構造,広い温度域(2.7-301K)での磁化率測定,電子スピン共鳴(ESR),1H NMR測定,さらにDFT MOおよびバンド構造計算を行った。これらの結果は,[Pd(tmdt)2]が既報の[Ni(tmdt)2]や[Pt(tmdt)2]と類似構造を有すること,これらと類似の半金属性バンドを有すること示す。しかし。物理的性質は極めて異なっている。後二者は低い温度まで半金属性を示すが,[Pd(tmdt)2]は常温近傍では半金属的であるが,低温になるにつれて半伝導的になる。加えて,予期していなかった結果だが,約50Kで磁気的相転移を示す。全電子数が奇数である[M(tmdt)2](M=Au,Cu)は反強磁性配列を示す。一方,[Pd(tmdt)2]は全電子数が偶数であるが反強磁性配列を示す。
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分類 (4件):
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白金族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  有機化合物の磁性  ,  非金属化合物に見られる電子伝導 
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