抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太平洋側北極海では,近年,季節海氷域の面積減少や海氷後退時期の早期化が起きている。原因の1つとして,アイスアルベドフィードバック効果が挙げられ,2000年以降の北極海においては,海氷のアイスアルベドフィードバックに対する応答性が強まったことが示唆されている。チャクチ海は,ベーリング海峡を通って,太平洋起源水が流入してくる海域であり,その移流熱は北極海カナダ海盆の夏季の海氷後退にも重要な役割を果たしている。本研究では,ベーリング海峡移流熱がチャクチ海における太陽放射加熱に与える影響に焦点を絞り,その影響の海域・季節による違いとそのメカニズムを明らかにすることを目的に解析を行った。(著者抄録)