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J-GLOBAL ID：201602280790523357   整理番号：16A1005454

強誘電体・誘電体材料研究最前線2016 社会に貢献した誘電体セラミックスの歴史

著者 (1件)： 坂部行雄 (Tokyo Inst. of Technol.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 51  号： 10  ページ： 671-675  発行年： 2016年10月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 誘電体セラミックスの初期発展段階について紹介した。最初にガラス瓶摩擦による静電気蓄積,およびコンデンサや碍子に始まる絶縁体磁器,および天然ゴムに始まるゴムの絶縁体とそれらの応用につき概観した。次に高圧絶縁体磁器に使われる天然ステアタイトとその問題点,改良工業用ステアタイト系材料(ケイ酸マグネシウム)の開発と応用につき概括した。次いで酸化チタン「ルチル」とルチルを用いたコンデンサの開発と,誘電損失・誘電率の温度係数の改善技術開発とそれらの応用につき概観した。さらに高誘電率材料チタン酸バリウム誘電体磁器の発見とその特性研究,実用化とその後の発展につき概括した。

シソーラス用語： *固体誘電体 ,  *誘電材料 ,  *機能性セラミック ,  強誘電体 ,  *コンデンサ ,  *酸化チタン ,  ルチル ,  *ステアタイト磁器 ,  滑石 ,  ケイ酸マグネシウム ,  誘電損失 ,  誘電率 ,  温度係数 ,  *チタン酸バリウム ,  *研究開発 ,  *実用化 ,  技術史 ,  *磁器コンデンサ ,  *絶縁材料 ,  *絶縁体
準シソーラス用語： ステアタイト

分類 (4件)： 誘電体一般  (BM05010F) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  電気物性一般  (BM03010R) ,  絶縁材料  (NA04030W)

引用文献 (20件)：

• 山崎武二, 電気学会雑誌, 37, 1097-1102 (1935).
• E・A・ジョンベック,舟橋春吉訳, "高周波絶縁物", 有象堂出版 (原著 1939).
• 小川若三郎,森安静太, 特許番号 115894 (1935).
• 鈴木信一, "特殊窯業品", 共立社 (1935).
• 森田 清,鈴木信一, 電気学会雑誌, 58, 114 (1935).

タイトルに関連する用語 (6件)： 強誘電体 ,  誘電体材料 ,  研究 ,  社会 ,  誘電体セラミックス ,  歴史