文献

J-GLOBAL ID：201602291368882677   整理番号：16A1198958

PVA繊維補強高靭性モルタルの引張性能に及ぼす温度の影響

著者 (5件)： 林大智 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  六郷恵哲 ,  小林孝一 (岐阜大 工) ,  LIM Seung-Chan (デーロス・ジャパン) ,  高田浩夫 (岐阜県生コンクリート工業組合 技セ)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 16  ページ： 597-602  発行年： 2016年10月13日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PVA-HPFRCCとモルタルを用いてダンベル型供試体と円柱供試体を作製し,加熱期間と除熱期間を変化させて引張試験と圧縮試験を行った。PVA-HPFRCCを-20°C,20°C,60°C,100°Cに2時間置き,取り出した直後に引張試験を行った場合,与えた温度が高いほど,ひび割れ強度と引張強度は小さくなり,終局ひずみは大きくなった。PVA-HPFRCCを60°Cで加熱した期間が1,2,6時間の場合に比べ,1日の場合にはひび割れ強度は2割程度増加し,終局ひずみは半減した。HPFRCCの終局ひずみは引張試験時の供試体内部の温度や乾燥の影響を受けやすいため,早めに供試体を試験環境に置く必要があることを指摘した。(著者抄録)

シソーラス用語： 建設材料 ,  修理 ,  材料試験 ,  ステープルファイバ ,  *ポリビニルアルコール繊維 ,  *繊維強化コンクリート ,  複合材料 ,  延性 ,  季節的変動 ,  *温度依存性 ,  加熱 ,  一軸 ,  引張試験 ,  亀裂発生 ,  *引張強さ ,  限界 ,  歪 ,  応力歪特性 ,  乾燥 ,  圧縮強さ
準シソーラス用語： 繊維強化モルタル

分類 (2件)： 建設材料試験  (RA06020D) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (4件)：

• 土木学会:複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料設計・施工指針(案),コンクリートライブラリー,第127号,2007.3.
• Mechtcherine, V. et al.: Effects of temperature and strain rate on the behavior of strain-hardening cement-based composites (SHCC) subjected to tensile loading, Proceedings of the 8th International Conference on Fracture Mechanics of Concrete and Concrete Structures (FraMCoS-8), 2013.
• Oliveira, A.M. et al.: Temperature and internal moisture effects on the tensile behavior of strain-hardening cement-based composites (SHCC) reinforced with PVA fibers, Proceedings of the 3rd International RILEM Conference on SHCC (SHCC3-Delft), pp.51-60, 2014.
• 林 大智,他:低温から高温までの温度履歴を受けたHPFRCCの引張性能の評価,コンクリート構造物の補修・補強・アップグレード論文報告集,Vol.15,pp.453-458,2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： PVA繊維 ,  補強 ,  高靭性 ,  モルタル ,  引張