特許
J-GLOBAL ID:201603004138243830

ヒト型抗体を産生するB細胞の作製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 平木 祐輔 ,  藤田 節 ,  田中 夏夫
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-544298
特許番号:特許第5904468号
出願日: 2011年11月17日
請求項(抜粋):
【請求項1】 細胞外刺激により外因性Creリコンビナーゼ遺伝子の発現が誘導され、発現されたCreリコンビナーゼにより外因性AID(activation induced cytidine deaminase)遺伝子の向きを反転させることにより、AID発現を誘導することおよび停止させることが可能なニワトリB細胞株DT40細胞に由来するB細胞であって、以下の特徴: 1)内因性のAID遺伝子が機能的に破壊されており、内因性AID遺伝子発現によるAIDタンパク質は産生されないこと、 2)互いに逆方向の2つのloxP配列で挟まれた外因性のAID遺伝子、および該2つのloxP配列で挟まれた領域の上流側に存在する該動物細胞で機能し得るプロモーターを有し、上記AID遺伝子が該プロモーターに対して順方向に配置されている場合には、該プロモーターによるAID遺伝子の発現が可能であり、上記AID遺伝子が該プロモーターに対して逆方向に配置されている場合には、AID遺伝子の発現は停止すること、および 3)Creリコンビナーゼ遺伝子が、細胞外刺激によりCreリコンビナーゼ活性化が可能な形で導入されており、Creリコンビナーゼ活性化により、上記外因性AID遺伝子を含む2つのloxP配列に挟まれた領域の方向が反転すること、 を有する上記B細胞の抗体遺伝子をヒト抗体遺伝子に置換することを含み、 (i)B細胞の抗体遺伝子の定常部のみをヒト抗体遺伝子の定常部に置換し、 (ii)重鎖については定常部をコードするエキソンのうちCH1領域から分泌エキソンまでの領域をヒト由来IgG抗体重鎖定常領域と置換し、軽鎖については定常部エキソンのみをヒト由来κ軽鎖定常領域遺伝子と置換し、 (iii)ヒト型抗体を産生するB細胞が定常部遺伝子の上流に存在するイントロンに含まれるスプライシング受容体配列及びスプライシングブランチポイント配列としてヒト抗体遺伝子由来のものを含み、定常部遺伝子の下流にあるポリA付加配列としてニワトリB細胞株DT40細胞に由来するB細胞DT40-SWのものを含み、さらにスプライシング配列を含むヒト定常部遺伝子の上流にloxP配列で挟まれた薬剤耐性遺伝子を含む、ヒト型抗体を産生するB細胞の作製方法。
IPC (4件):
C12N 5/10 ( 200 6.01) ,  C40B 50/06 ( 200 6.01) ,  C12N 15/09 ( 200 6.01) ,  C12P 21/08 ( 200 6.01)
FI (4件):
C12N 5/10 ,  C40B 50/06 ZNA ,  C12N 15/00 ZCC A ,  C12P 21/08
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (2件)

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