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J-GLOBAL ID:201702213037827604   整理番号:17A0282704

二種類の抗菌ペプチドの遺伝子を共導入して過剰に共在発現させたPichia pastorisは,柑橘類の果実の白かび病を遅延させ,Geotrichum citri-aurantii細胞のアポトーシスを誘発する

Overexpression of the Bivalent Antibacterial Peptide Genes in Pichia pastoris Delays Sour Rot in Citrus Fruit and Induces Geotrichum citri-aurantii Cell Apoptosis
著者 (6件):
資料名:
巻: 30  号: 1-4  ページ: 79-97  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: T0388A  ISSN: 0890-5436  CODEN: FBIOEE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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収穫後の柑橘類の果実に深刻な被害をもたらす白かび病は,通常,圃場で感染した真菌Geotrichum citri-aurantiiにより引き起こされる。白かび病の抑制のため,抗菌ペプチドである昆虫由来のセクロピンA(Cecropin A)とエンドウ豆由来のデフェンシン(PsdI)の両方の遺伝子を組み込んだプラスミドを作成してメチロトローフ酵母Pichia pastoris GS115に導入しGS115/CEC-PSD株を作成した。GS115/CEC-PSD株は,柑橘類の果実の白かび病を遅延させる優れた活性を示し,GS115株よりもG.citri-aurantiiの双生胞子の成長を抑制した。in vivoおよびin vitroにおいてGS115株とGS115/CEC-PSD株の増殖率の間には有意な差は認められなかったが,透過電子顕微鏡ではGS115/CEC-PSD株で処理されたG.citri-aurantiiの細胞には多くの液胞が認められた。ゲルシフト法により,G.citri-aurantiiのDNAはCEC-PSDによって分解されたことが明らかになった。G.citri-aurantiiのアポトーシス遺伝子のうちRLM1とRTG1の発現水準は,CEC-PSD濃度の増加に伴い顕著に増加した。抗菌ペプチドCEC-PSDは,細胞膜損傷,細胞の代謝異常,プログラム化細胞死の誘起により,G.citri-aurantiiの増殖を抑制すると考えられた。複数の抗菌ペプチドの遺伝子を共導入した酵母を用いた新しいポストハーベスト病害の生物学的防除法について報告した。
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分類 (4件):
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果実とその加工品  ,  菌類による植物病害  ,  生物的防除  ,  遺伝子操作 
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