抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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経済圏域に関して,従来の派生需要や間接的データに基づくものでなく,実際のビジネスにおける金融・取引のネットワークを分析して経済圏域の設定と都市間結合を記述した。圏域内の企業が関わるすべての経済的な結びつきのうち,圏内で完結する割合(自給率)を設定し,それを上回るように圏域を定めた。金融ネットワークに基づく圏域(金融圏)は,金融機関と企業との間の頻度の高い対面交流ができるスケールで圏域を設定した。また圏域間相互の結びつきに関しては,強い結びつきの地図上への表示,受注比に占める構成比,中心性の分析を行った。その結果,以下の知見を得た。1)取引きネットワークでは,東京一極集中のネットワークが形成され,大阪にも一定の中心性が存在した。2)金融機関の繋がりには,他県の都市等,ヒエラルキーと対応しない繋がりが多く存在した。