文献

J-GLOBAL ID：201702215481494248   整理番号：17A0522100

DNAハイブリダイゼーションによって誘導される金ナノ粒子の架橋性vs.非-架橋性凝集:溶液の色変化迅速性の比較

Cross-Linking versus Non-Cross-Linking Aggregation of Gold Nanoparticles Induced by DNA Hybridization: A Comparison of the Rapidity of Solution Color Change

著者 (6件)： WANG Guoqing (RIKEN, Saitama, JPN) ,  AKIYAMA Yoshitsugu (RIKEN, Saitama, JPN) ,  SHIRAISHI Shota (RIKEN, Saitama, JPN) ,  KANAYAMA Naoki (RIKEN, Saitama, JPN) ,  TAKARADA Tohru (RIKEN, Saitama, JPN) ,  MAEDA Mizuo (RIKEN, Saitama, JPN)
資料名： Bioconjugate Chemistry  (Bioconjugate Chemistry)
巻： 28  号： 1  ページ： 270-277  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： W0169A  ISSN： 1043-1802  CODEN： BCCHES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一本鎖DNAで高密に修飾した金ナノ粒子(ssDNA-AuNPs)は,ssDNA架橋剤と二本鎖形成を介して凝集体を生成する。ssDNAは他方で相補的ssDNAと適正二重鎖を形成し,高イオン強度条件下で非架橋様式で自然凝集する。この場合,何れの凝集様式においても色変化(赤~紫)を伴う。本研究では,同一条件下において,架橋凝集と非架橋凝集様式間カラー変化の迅速性を比較した。その結果,少量のDNA架橋剤/相補性DNA条件においては,架橋凝集様式の方が非架橋様式よりも迅速な色変化を示した。一方,多量のDNA条件下では,逆に非架橋凝集の方が架橋凝集よりも迅速変化を示した。この結果,ssDNA-AuNPsの比色分析への利用には,より適切な凝集様式を選択することができる。

シソーラス用語： 分子ハイブリダイゼーション ,  *ナノ粒子 ,  架橋【高分子】 ,  *一本鎖DNA ,  架橋剤 ,  イオン強度 ,  *比色分析 ,  凝集 ,  凝集体 ,  表面改質
準シソーラス用語： *金ナノ粒子 ,  表面修飾

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (9件)： DNAハイブリダイゼーション ,  誘導 ,  金ナノ粒子 ,  架橋 ,  Vs ,  凝集 ,  溶液 ,  色変化 ,  迅速性