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J-GLOBAL ID:201702216253021858   整理番号:17A0698671

肝細胞癌への到達性を持つドキソルビシンおよびパクリタキセルCo結合ラクトシル化アルブミンナノ粒子【Powered by NICT】

Doxorubicin and paclitaxel co-bound lactosylated albumin nanoparticles having targetability to hepatocellular carcinoma
著者 (11件):
資料名:
巻: 152  ページ: 183-191  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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肝臓アシアロ糖蛋白質受容体(ASGPR)を標的とする抗癌剤は肝細胞癌(HCC)治療のための良好なアプローチとして見られている。ラクトース残基は,その高い受容体親和性のために有望なASGPR配位子である。ここでは,良好な肝臓標的化能とドキソルビシンとパクリタキセルCo結合ラクトシル化アルブミン(Lac BSA)ナノ粒子(Dox/Pac Lac BSA NP)を導入した。Lac BSAはナイーブBSA,質量分析によって特徴づけられるラクトビオン酸を抱合することで合成した。Dox/Pac Lac BSA NPはNab~(ナノ粒子アルブミン結合)技術を用いた高圧均質化と蒸発を利用して作製した。Dox/Pac Lac BSA NPは球状で良好に分散し,148.7±13.8nmの粒径と100%Lac BSA供給比で 54.1±0.7mVのゼータ電位を有する。DoxとPac相乗的細胞毒性併用はH epG2細胞で確認した。特に,Dox/Pac Lac BSA NPの阻害濃度(IC_50;0.21±0.02μg/ml)は,無地のDox/Pac BSA NP(IC_50;0.68±0.04μg/ml)より3.2時間低かった。,Dox/Pac Lac BSA NPはHep G2細胞(Doxの61.8%対14.4%)とDox/Pac BSA NPと比較して,スフェロイドにおける良好な内在化を示した。最後に,Dox/Pac Lac BSA NPはDox/Pac BSA NPと比較してICRマウス肝臓にはるかに大きい局在化を示した。これはガラクトース阻害研究により明らかにされたNPラクトース残基の存在によって示唆された。これらの結果に基づいて,Nab~技術を用いて作製したラクトース改質アルブミンに基づくナノ粒子は肝細胞標的化を介して肝細胞癌を治療するための潜在的な治療ベクターであることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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物理薬剤学 

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