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J-GLOBAL ID：201702216479021592   整理番号：17A0881007

異なる小売食品から分離したタンデム反復下痢原性大腸菌の分析プロファイル有病率,抗生物質耐性と多重遺伝子座可変数【Powered by NICT】

Prevalence, antimicrobial resistance and multiple-locus variable-number tandem-repeat analysis profiles of diarrheagenic Escherichia coli isolated from different retail foods

著者 (6件)： Wang Lili (Dalian University of Technology, School of Life Science and Biotechnology, Dalian 116024, China) ,  Wang Lili (Osaka City University, Graduate School of Human Life Science, Osaka 558-8585, Japan) ,  Nakamura Hiromi (Department of Microbiology, Osaka City Institute of Public Health and Environmental Sciences, Osaka 543-0026, Japan) ,  Kage-Nakadai Eriko (Osaka City University, Graduate School of Human Life Science, Osaka 558-8585, Japan) ,  Hara-Kudo Yukiko (Division of Microbiology, National Institute of Health Sciences, Tokyo 158-8501, Japan) ,  Nishikawa Yoshikazu (Osaka City University, Graduate School of Human Life Science, Osaka 558-8585, Japan)
資料名： International Journal of Food Microbiology  (International Journal of Food Microbiology)
巻： 249  ページ： 44-52  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0434C  ISSN： 0168-1605  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 下痢原性大腸菌(DEC)分離株は日本の地方小売市場と大阪市中央卸売市場から回収された。小売食品試料は2005年から2008年までの大阪日本における分析のために収集した及び牛肉3228豚肉,20家禽,136尾,66果菜類および51即席(RTE)食品試料から成っていた。全82DEC菌は家禽における最も高い有病率(100%, 20/20)であり,続いて豚肉(54%, 15/28),牛肉(28%, 9/32),果物と野菜(12%, 8/66),魚(6.6%, 9/136)およびRTE食品(5.9%, 3/51)64(19%)食品試料から回収された。菌株の大部分は,腸管凝集性E.coli(EAEC)熱安定性エンテロトキシン1(EAST1)遺伝子(EAST1EC; n=62, P<0.0001)および腸管病原性E.coli(EPEC; n=16, P<0.01)を有するE.coliに属し,1株のみが志賀毒素産生性大腸菌(STEC),1EAECおよび2腸管毒素原性大腸菌(ETEC)株に属した。82DECの分離菌のうち,二十二および13時間血清型が検出され,ヒト下痢感染症に関連したいくつかの特異的血清型(O91,O103,O115,O119,O126,及びO157)を含んでいた。系統発生群AとB1はDEC分離株で支配的であった。テトラサイクリンに対する抗菌薬耐性は最も一般的で(49%),次いでナリジキシ酸(28%),アンピシリン(24%),スルファメトキサゾール/トリメトプリム(20%),セファロチン(18%)であった。全ての単離菌はアズトレオナムに感受性であった。耐性株のうち,44%(22/50)は>3抗菌剤に対する耐性を示した。>5抗菌薬に耐性を示す分離株は肉試料でのみ見出された,果物と野菜と同様にRTE食品からの分離株はわずか1または2抗菌薬への耐性を示した。EPECのEAST1EC,56%と全EAECとETECの六十一%は少なくとも1抗菌薬に耐性であった。多遺伝子座変数タンデム反復解析(MLVA)はDECの遺伝子型決定のための本研究で使用した。本研究のために収集した82の分離株を3分枝間に位置する七十七の異なるMLVAプロファイルを示した。多様性(D)のSimpson指数は最高99.9%であった。これら食品株の高い多様性は,様々な供給源及び環境の由来を示唆している。結論として,日本の小売食品試料はDECで汚染されていた;推定DEC,EAST1ECは,家禽,豚肉と牛肉中の高い速度で検出された。>3抗菌薬に耐性を示す分離株は生肉と魚のみで見られた。食品動物が多剤耐性菌の貯槽として作用する可能性がある。EAST1EC株のほぼ1/3であった>3抗菌薬に耐性を示すという知見により,EAST1ECのための付加的なサーベイランスを開始すべきである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ヒト ,  豚肉 ,  系統発生 ,  *小売 ,  *罹患率 ,  *下痢 ,  *遺伝子 ,  家禽 ,  病原性 ,  抗細菌薬 ,  血清型 ,  牛肉 ,  耐性菌 ,  大腸菌O157
準シソーラス用語： 分離株 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 下痢原性大腸菌 ,  EAST1EC ,  MLVA ,  食品 ,  抗菌薬耐性

分類 (1件)： 食品の汚染  (FJ01053P)

タイトルに関連する用語 (11件)： 小売 ,  食品 ,  タンデム反復 ,  下痢原性大腸菌 ,  分析 ,  プロファイル ,  有病率 ,  抗生物質耐性 ,  多重 ,  遺伝子座 ,  可変