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J-GLOBAL ID:201702221023678784   整理番号:17A0051959

健常成人のランダム化プラセボ対照試験における消炎作用マーカー,酸化防止状態,脂質プロファイル,甲状腺機能に対するPalmaria palmata強化パン摂食の影響

The effect of consuming Palmaria palmata-enriched bread on inflammatory markers, antioxidant status, lipid profile and thyroid function in a randomised placebo-controlled intervention trial in healthy adults
著者 (19件):
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巻: 55  号:ページ: 1951-1962  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: C0778B  ISSN: 1436-6207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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Palmaria palmataには消炎作用,酸化防止作用化合物が含まれるが,ヒトにおけるその効果の検討例はない。ランダム化プラセボ対照ヒト介入試験において,パンに添加したP.Palmata消費(5g/日)による血漿炎症マーカー[C反応性蛋白(CRP);サイトカイン分析]への影響を調べ,また脂質(コレステロール,トリグリセイリド),甲状腺機能[甲状腺刺激ホルモン(TSH)],酸化防止状態[鉄酸化防止力]の変化を調べた。ANCOVAベースライン値を共変量とし,年齢,BMI,性別,喫煙状態を調整し,処理による差異を比較した。in vitroのCaco2細胞試験で,P.Palmata抽出物(熱水,冷水,エタノール抽出),蛋白質抽出物,関連蛋白質加水分解物の消炎活性を調べた。その結果,P.Palmata抽出物と蛋白質加水分解物はCaco炎症細胞のIL-8分泌を有意に誘導し,熱水抽出物が脂肪細胞グリセロール放出を増加した。臨床試験でのP.Palmata強化パン摂食は,血清CRP(+16.1%,P=0.011),トリグリセリド(+31.9%,P=0.001),TSH(+17.2%,P=0.017)が有意に増加した。ヒト臨床試験では,P.Palmataは炎症を刺激し,血清トリグリセリドを増加し,甲状腺機能は変化した。一方こうした変化は臨床的な程度での健康影響は見られなかった。in vitroでのIL-8がヒト臨床試験で見られた免疫刺激作用に関与していることが示唆された。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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食品の化学・栄養価  ,  海藻類  ,  動物の代謝と栄養一般 
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