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J-GLOBAL ID：201702222606688767   整理番号：17A1908191

将来の土地利用変化が洪水氾濫域に及ぼす影響の評価:ミャンマー・バゴー川流域におけるケーススタディ

Impact of Future Land Use Change on Flood Inundation Area: Case study in the Bago River basin, Myanmar

著者 (3件)： 米原慎 (東大 大学院工学系研究科) ,  川崎昭如 (東大 大学院工学系研究科) ,  竹内渉 (東大 生産技研)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 25  号： 1  ページ： 23-32  発行年： 2017年06月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 将来の土地利用変化が洪水氾濫域に及ぼす影響について,ミャンマー・バゴー川流域を例に土地利用モデルの構築と洪水氾濫シミュレーションを行った。衛星リモートセンシングによるデータをベースとした土地利用モデルを構築し,複数の土地利用シナリオのもとで降雨流出解析,一次元水理解析を行い,土地利用変化が洪水氾濫域に及ぼす影響を定量的に評価した。その結果,最も被害が増大するシナリオと最も軽減されるシナリオを比較すると,浸水面積にして3.68km²,平均浸水深にして約0.5mの差が生じた。浸水深の変化を空間的に見ると概ね一様に生じることが分かった。市の中心部では氾濫域に大きな変化は見られないが,市街から離れた上流域で氾濫域が変化する地点がやや見られる。以上の結果から,パゴーにおける洪水被害を軽減する方策についての考察結果を示した。

シソーラス用語： *水害 ,  *洪水 ,  出水 ,  河川流域 ,  *土地利用 ,  ミャンマー連邦共和国 ,  河川 ,  シミュレーション ,  水文モデル ,  リモートセンシング ,  流出解析 ,  事例研究 ,  浸水 ,  降雨 ,  流出
準シソーラス用語： 衛星リモートセンシング ,  洪水氾濫 ,  降雨流出 ,  降雨流出解析 ,  水理解析 ,  氾濫シミュレーション

分類 (1件)： 洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (19件)：

• 川崎昭如・高松正嗣 (2013) 水資源政策支援のための土地利用の将来予測ツールの開発: メコン川3S支流域での水需要予測のケーススタディ. 「GIS-理論と応用」, 21(1), 65-76.
• 川崎昭如・吉田聡・佐土原聡 (2007) 水資源GISアプリケーションArc Hydroの概説と米国における事例紹介, 「GIS-理論と応用」, 15(1), 29-37.
• 呉修一・Farid,M.・福谷陽・Muhari,A.・Bricker,J.D.・有働恵子・真野明 (2014) インドネシア・ジャカルタ洪水を引き起こす様々な社会問題と2013年1月洪水の特徴. 「土木学会論文集G(環境)」, 70(5), 211-217.
• 国際協力機構 (2013) 『ミャンマー国ヤンゴン都市圏開発プログラム形成準備調査ファイナルレポート』. <http://open_jicareport.jica.go.jp/618/618/618_104_12122503.html>
• 国際協力機構 (2015) JICAの防災協力 防災の主流化に向けて-災害に強い社会を作る-. <http://www.jica.go.jp/activities/issues/disaster/>

タイトルに関連する用語 (6件)： 土地利用変化 ,  洪水氾濫 ,  影響の評価 ,  ミャンマー ,  流域 ,  ケーススタディ