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J-GLOBAL ID:201702234421269315   整理番号:17A0359892

本州北東部沖のマダラ(Gadus macrocephalus)に及ぼす東日本大震災後に付随的に生じた禁漁区の影響

Effects of a marine-protected area occurred incidentally after the Great East Japan Earthquake on the Pacific cod (Gadus macrocephalus) population off northeastern Honshu, Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 181-192  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本州北東部沖のマダラ個体群は2011年の東日本大震災後の3年間で顕著に増大した。本研究では,商業漁業の漁獲量や漁業活動の推定結果及びトロール調査に基づいて,この増加をもたらした過程や要因について調べた。2011年以前は1歳魚のマダラの漁獲圧が高かった。しかしながら,福島周辺海域において2011年以降は漁獲圧が顕著に弱まった。2013年と2014年の個体数は2011年以前の最大の4倍以上と推定された。2013年と2014年の個体群のコホート構造は2~4歳魚(2010~2011年級群)で主に構成されていたが,2011年以前の個体群は主に1歳魚であった。2010~2011年級群は1.3歳まで2009年以前の年級群とほぼ同じ個体群サイズであったが,2.8歳以上はより大きいサイズであった。1.3歳から2.8歳のマダラは福島県沖の海域に蝟集した。これらの結果は,良好な再生産を行う強い年級群の存在ではなく,漁獲死亡の低減に起因する再生産後の低い死亡率により,2011年以降にマダラが増大したことを示唆している。マダラの主要な生育場である福島沖の海域は津波後の禁漁区として効果的に機能している。幼魚の生育場と禁漁区がぴったり一致することで,個体群の年齢組成を大きく変化させ,魚類の個体数を向上させた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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魚類  ,  漁場・漁況  ,  個体群生態学 
引用文献 (42件):
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