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J-GLOBAL ID：201702239426400202   整理番号：17A0776397

高Sc濃度を有するMg-Sc-Zn系合金の引張変形挙動に及ぼす初期組織の影響

Effect of Initial Microstructure on Stress-Strain Behavior in Mg-Sc-Zn Based Alloy with High Sc Content

著者 (5件)： 竹内悠太 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  小川由希子 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  安藤大輔 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  須藤祐司 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻) ,  小池淳一 (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 81  号： 5  ページ： 276-281(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Mgは六方晶(hcp)構造に由来する室温での低成形性に課題を残している。Mgに変形異方性のない体心立方晶(bcc)を導入した組織制御法が注目されている。Mg基二元系合金において,Mgリッチ組成域でbcc相が得られるのはMg-Li合金とMg-Sc合金のみに限られている。本研究では,Mg-Sc合金に固溶体強化や析出強化が期待できるZnを添加し,引張特性に及ぼす影響を調べた。500°C熱処理試料(α-type)は680°C熱処理試料(α+β-type)と比べて引張強さは低く,引張伸びは高かった。すなわち,β相を導入することにより延性が低下し強度が著しく向上することが分かった。α-typeのc/aは1.616であり,非底面滑りの活動が容易になり優れた延性が得られたことが示唆された。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  スカンジウム添加合金 ,  亜鉛添加合金 ,  合金設計 ,  *金属組織 ,  *結晶構造 ,  HCP金属 ,  BCC金属 ,  *機械的性質 ,  引張変形 ,  *延性 ,  引張強さ ,  伸び率 ,  熱処理 ,  変形組織 ,  成形性 ,  滑り面 ,  加工誘起変態 ,  X線回折分析 ,  電子顕微鏡観察 ,  電子回折 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  破面 ,  破面検査 ,  熱処理温度 ,  すべり系 ,  透過型走査電子顕微鏡法 ,  *組織 ,  性質 ,  強度 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： 合金開発 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  応力誘起変態 ,  EBSD法

著者キーワード (8件)： magnesium alloy ,  hcp+bcc dual phase ,  mechanical property ,  stress induced transformation ,  magnesium alloy ,  hcp+bcc dual phase ,  mechanical property ,  stress induced transformation

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (34件)：

• 1) R. E. Reed-Hill and W. D. Robertson: Acta Metall. 5(1957) 728-737.
• 2) D. Ando, J. Koike and Y. Sutou: Acta Mater. 58(2010) 4316-4324.
• 3) M. Mabuchi, H. Iwasaki, K. Yanase and K. Higashi: Scr. Metar. 36(1996) 681-686.
• 4) Y. C. Lee, A. K. Dahle and D. H. Stjohn: Metall. Mater. Trans. A 31(2000) 2895-2906.
• 5) A. Yamashita, A. Horita and T. G. Langton: Mater. Sci. Eng. A 300(2001) 142-147.

タイトルに関連する用語 (6件)： Mg ,  Sc ,  Zn系合金 ,  引張変形挙動 ,  初期 ,  組織