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J-GLOBAL ID：201702241868096408   整理番号：17A0849959

「不動産とAI」広がり続ける100 ninmap project-街歩きから不動産検索まで-

著者 (6件)： 荒牧英治 (奈良先端科学技術大学院大) ,  北雄介 (京大) ,  宮部真衣 (諏訪東京理大) ,  若宮翔子 (奈良先端科学技術大学院大) ,  河合由起子 (京都産大) ,  清田陽司 (LIFULL リッテルラボラトリー)
資料名： 人工知能  (人工知能学会誌)
巻： 32  号： 4  ページ： 563-568  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： X0330A  ISSN： 2188-2266  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 都市の様相とは建物や樹木,人や車のほか音やにおい,風,漫然とした雰囲気や佇まいなどの全体的な在り方であり,その可視化によって都市デザインやIoT(Internet of Things)を中心とする情報技術に還元できる。本論文では,街歩きにICT(Information and Communication Technology)技術を導入し,位置情報付き自然言語データの収集と分析・活用を目指す100 ninmap projectについて述べた。本プロジェクトではつぶやきシステムを用いて街歩きイベントを行い,網羅的に収集した街に関する情報から美しさマップを作成した。また,前記情報は自由記述で分類や分析に手間がかかるので,オノマトペモードの可視化を考案した。一方,不動産検索では物件にひも付けられた情報だけでなく,周辺環境の雰囲気や居心地などにもニーズがあるので,街選びに焦点を当てた街歩きワークショップを開催した。まず,アンケート調査で住まい探しに影響を与える9指標を抽出し,そのレーダーチャートで京都市内の特徴的なエリアを選定した。次に,特徴のある3エリアで付近の物件を検索しながら街歩きを行い,iOS/Androidアプリ“100 ninmap”でつぶやきを収集した。さらに,クラウドソーシングによって得られた街の様相を可視化するために,地図ベースの不動産物件検索インタフェイスを試作した。

シソーラス用語： *人工知能 ,  *不動産 ,  *情報検索 ,  可視化 ,  都市デザイン ,  情報技術 ,  通信技術 ,  位置情報 ,  *自然言語処理 ,  用語 ,  アンケート ,  評価試験 ,  アウトソーシング ,  ユーザインタフェイス ,  設計
準シソーラス用語： *AI【人工知能】 ,  ICT ,  インタフェイス設計 ,  オノマトペ ,  クラウドソーシング ,  街歩き

分類 (4件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  土地問題  (RD02020K) ,  検索技術  (AC06020S) ,  自然語処理  (JE06000L)

引用文献 (9件)：

• [原 87]原 広司:空間〈機能から様相へ〉,岩波書店(1987)
• [Jacobs 61] Jacobs, J.: The Death and Life of Great American Cities, Jonathan Cape (1961)
• [岸本 16]岸本千佳:もし京都が東京だったらマップ,イースト新書Q,イースト・プレス(2016)
• [北 12]北 雄介:経路歩行実験に基づく都市の様相の分析とモデル化に関する研究,PhD thesis,京都大学(2012)
• [北 17]北 雄介:居住地選択とその評価指標に関する様相論的分析,日本建築学会計画系論文集,Vol.82,No.732,pp.485-495(2017)

タイトルに関連する用語 (3件)： 不動産 ,  AI ,  検索