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J-GLOBAL ID：201702242497104681   整理番号：17A0759027

ピペリンはABCA1分解を阻害するとT HP-1派生マクロファージからのコレステロール流出を促進する【Powered by NICT】

Piperine inhibits ABCA1 degradation and promotes cholesterol efflux from THP-1-derived macrophages

著者 (12件)： Wang Limei (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Palme Veronika (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Rotter Susanne (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Schilcher Nicole (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Cukaj Malsor (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Wang Dongdong (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Ladurner Angela (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Heiss Elke H. (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Stangl Herbert (Institute of Medical Chemistry, Center for Pathobiochemistry and Genetics, Medical University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Dirsch Verena M. (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Atanasov Atanas G. (Department of Pharmacognosy, University of Vienna, Vienna, Austria) ,  Atanasov Atanas G. (Institute of Genetics and Animal Breeding of the Polish Academy of Sciences, Jastrzebiec, Poland)
資料名： Molecular Nutrition & Food Research  (Molecular Nutrition & Food Research)
巻： 61  号： 4  ページ： ROMBUNNO.201500960  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0535A  ISSN： 1613-4125  CODEN： MNFRCV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 増加マクロファージコレステロール流出(ChE)は,心血管疾患に対抗する抗アテローム性動脈硬化作用を持つと考えられる。,ピペリン,Piper nigrumの果実の原理辛味成分は,この研究で同定されたTHP-1由来のマクロファージにおけるChE誘導因子としてであり,この効果の基になる機構を検討した。【方法】と結果:細胞生存率に影響を与えずに,ピペリンは濃度依存的にTHP-1由来のマクロファージのChEを増強する25~100μMであった。重要なコレステロール輸送体蛋白質ATP結合カセット輸送体A1(ABCA1)の発現レベルは,ピペリンによる著しくアップレギュレーションされている,ウエスタンブロット分析によって明らかにされた。しかし,他の二種のChEを仲介する輸送体蛋白質,ATP結合カセット輸送体G1(A BCG1)およびスカベンジャー受容体クラスBメンバー1(SR-B1),は影響を受けない。ピペリンはABCA1mRNAレベルに影響を及ぼさないが,ABCA1の分解を阻害したが,シクロヘキシミドの存在下で蛋白質の半減期の増大により明らかになった。さらに,ピペリンはカルパイン仲介ABCA1分解経路を妨害するようであり,カルパイン活性の有意な阻害を示すことが分かった。【結論】我々の発見はピペリンがABCA1のアップレギュレーション,カルパイン活性の阻害により仲介される,THP-1由来のマクロファージのChEを促進することを示唆する。この新規生物活性は,アテローム性動脈硬化症との関連で治療または予防への応用のための検討する食物成分ピペリン良好な候補となる。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： アテローム性動脈硬化症 ,  ABC輸送体 ,  コショウ ,  カルパイン ,  アップレギュレーション ,  食品成分 ,  ウェスタンブロット法 ,  生物活性 ,  *マクロファージ ,  酸イミド ,  脂環式ケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  ステロール ,  脂環式アルコール ,  窒素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  カルボアミド ,  共役ジエン ,  不飽和カルボン酸 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 輸送体 ,  細胞生存率 ,  *ABCA1蛋白質 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： ABCA1 ,  カルパイン ,  コレステロール流出 ,  マクロファージ ,  ピペリン

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q)

物質索引 (3件)： シクロヘキシミド ,  コレステロール ,  ピペリン

タイトルに関連する用語 (9件)： ピペリン ,  ABCA1 ,  分解 ,  阻害 ,  HP ,  マクロファージ ,  コレステロール ,  流出 ,  促進