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J-GLOBAL ID:201702244962112039   整理番号:17A0388961

没食子酸との非共有結合相互作用によるトウモロコシ澱粉の消化性と超分子構造変化【Powered by NICT】

Digestibility and supramolecular structural changes of maize starch by non-covalent interactions with gallic acid
著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 720-730  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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澱粉消化性及び超分子構造変化(短範囲秩序化分子構造,結晶構造,層状構造とフラクタル構造)に対する没食子酸(GA)と澱粉との間の非共有結合相互作用の影響を調べた。結果は両澱粉の消化性は迅速消化性澱粉(RDS)含有量で実質的に減少したことを示したが,難消化性澱粉(RS)は,GAとの相互作用後に増加した。澱粉GA錯体のRS含量は17.70~50.02%の範囲であり,これは高アミロース澱粉(G50)(11.11%)および通常のトウモロコシ澱粉(NMS)のそれ(4.46%)よりはるかに高かった。天然澱粉と比較して,澱粉GA錯体の方がより規則性で緻密な構造を有している;さらに,G50GA錯体はNMS GA錯体のそれよりもよりコンパクトな散乱対象,厚い結晶ラメラと薄い非晶質ラメラを有していた。これはより秩序化したマルチスケール構造はRS生成を促進することを明らかにした。ドッキング研究は消化性変動の機構を明らかにするために実施した。GAは非共有結合的に澱粉分子と相互作用し,やや程度に規則構造形成に寄与するであろうことを示した。一方,GAは澱粉鎖よりもα-アミラーゼに対して高い結合親和性を持っていた;加水分解プロセス中に,GAは複合体から放出することができ,水素結合およびvan der Waals力によってAsp197,Asp300,His299とGlu233の活性サイトを占有する可能性がより高かった,これは活性部位ポケット及び低澱粉消化性の澱粉を維持した。これらの結果は,GAと澱粉の間の非共有結合相互作用は澱粉構造と澱粉消化挙動を制御する有望な方法であることを実証した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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食品の化学・栄養価  ,  澱粉 
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