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J-GLOBAL ID：201702249894366220   整理番号：17A0227624

能登半島および若狭湾海岸を襲った寛保元年(1741)渡島大島噴火津波および天保四年(1833)出羽沖地震津波の浸水高

著者 (7件)： 郡司嘉宣 (深田地質研) ,  岩瀬浩之 (エコー) ,  森谷拓実 (エコー) ,  松岡祐也 (東北大 大学院文学研究科) ,  佐藤雅美 (東北大 災害科学国際研) ,  芳賀弥生 (東北大 災害科学国際研) ,  今村文彦 (東北大 災害科学国際研)
資料名： 津波工学研究報告  (Research Report of Tsunami Engineering)
号： 33  ページ： 251-294  発行年： 2017年01月31日 
JST資料番号： L2458A  ISSN： 0916-7099  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北陸地方の海岸の歴史上の津波を検証することを目的とした。史料を検討するとともに,富山湾から若狭湾にかけての北陸地方の海岸線での歴史津波に関する現地調査を行った。対象となる津波は,寛保元年(1741)渡島大島噴火津波と天保4年(1833)出羽沖地震津波の2つである。得られた津波高さを一覧表と分布図に示した。一覧表には痕跡信頼度なども合わせて示した。なお,本研究の調査の結果として,特に注目すべきことがある。それは,寛保元年渡島大島噴火津波による若狭湾内の舞鶴市大浦半島北岸の各集落における津波高分布図上の極大点の存在であり,最大浸水高6.4mは驚異的である。

シソーラス用語： 半島 ,  湾 ,  *津波 ,  波高 ,  *浸水 ,  *現地調査 ,  分布 ,  *古津波
準シソーラス用語： 若狭湾 ,  津波高 ,  能登半島 ,  *歴史津波

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (23件)：

• 荒井賢一, 都司嘉宣, 加藤健二, 小菅正裕, 1994, 1993年地震津波から考える日本海の津波, 月刊海洋 号外7, 201-210
• 大長昭雄, 1989, 天保四年(一八三三)の庄内沖地震-埋もれていた史料に基づく新地震像,『続古地震』, 東京大学出版会, 165-214
• 羽鳥徳太郎, 1990, 天保4年(1833)山形県沖地震とその津波の規模, 地震, 2, 43, 227-232
• 平凡社, 1994,『日本歴史地名大系 17 石川県の地名』(初版第二刷), pp1120
• 平凡社, 1981b,『日本歴史地名大系 18 福井県の地名』, pp943

タイトルに関連する用語 (7件)： 能登半島 ,  若狭湾 ,  海岸 ,  噴火 ,  津波 ,  地震津波 ,  浸水