エンドウからのインドール-3-酢酸-アミノ酸シンテターゼPsGH3のクローニングと生化学的特性化【Powered by NICT】

Ostrowski Maciej; Mierek-Adamska Agnieszka; Porowinska Dorota; Goc Anna; Jakubowska Anna

文献

J-GLOBAL ID：201702250168502855 整理番号：17A0322206

エンドウからのインドール-3-酢酸-アミノ酸シンテターゼPsGH3のクローニングと生化学的特性化【Powered by NICT】

Cloning and biochemical characterization of indole-3-acetic acid-amino acid synthetase PsGH3 from pea

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巻： 107 ページ： 9-20 発行年： 2016年
JST資料番号： W1643A ISSN： 0981-9428 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：フランス (FRA) 言語：英語 (EN)

植物ホルモンコンジュゲーションは,適切なホルモンホメオスタシスを維持し,それは生理的反応の実現に必要な機構の一つである。Gretchen Hagen3(GH3)アシル酸アミドシンテターゼはインドール 3 酢酸(IAA)をATP依存性反応によるIAA-酸複合体。IAAアスパラギン酸(IAA-Asp)はエンドウ組織におけるオーキシンの支配的なアミド抱合体として存在し,IAA異化過程で中間体として作用する。ここで著者らは,Pisum sativum(エンドウ)における新規組換インドール-3-酢酸-アミドシンテターゼを報告した。in silico分析は,PsGH3のアミノ酸配列はMedicago truncatula(ウマゴヤシ属)GH3へ最も高い相同性を持つことを示した。組換えHisタグPsGH3融合蛋白質は大腸菌細胞で得られ,分子量が69.18kDaの可溶性単量体ポリペプチドである。PsGH3はNi~2+親和性クロマトグラフィーと天然PAGEを用いて精製した。動力学分析により,酵素がK_~ATP=0.49mM,K_~L-Asp=2.2mM,K_~IAA=0.28mMを明らかにした共役のための基質としてのIAAとL-アスパラギン酸を強く選択することを示した。ジアデノシン五りん酸(Ap_5A)は触媒部位へのATPと競合し,約1.1倍K_=8.5μMを示しATPに対するPsGH3親和性を減少した。L-トリプトファンはL-アスパラギン酸との競合によりIAAアミド合成活性の阻害剤として作用する。無機ピロホスファターゼ(PPアーゼ)は,二個のリン酸イオンへのピロりん酸を加水分解するPsGH3のIAA-Aspシンテターゼ活性を増強する。著者らの結果は,PsGH3はエンドウ種子におけるオーキシン代謝に関与する新規酵素であることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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植物生理学一般 , 発生,成長,分化

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