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J-GLOBAL ID:201702258444937534   整理番号:17A0431933

ケージド化合物ROS2Zn20(R=La,Ce,Pr,Nd)の構造的,磁気的性質と超伝導特性

Structural, Magnetic, and Superconducting Properties of Caged Compounds ROS2Zn20 (R=La, Ce, Pr, and Nd)
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巻: 86  号:ページ: 034707.1-034707.6  発行年: 2017年03月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ケージド化合物ROS<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub>(R=La,Ce,Pr,Nd)の構造的,磁気的性質と超伝導特性を調べるために,化合物の電気抵抗と磁化と比熱を測定した。これらの測定から,化合物は,それぞれ,151K,109K,87K,62Kで構造転移を起こすことがわかった。ランタニド濃度とともにT<sub>s</sub>が減少することは,より小さな格子体積に対して高温相がより安定であることを示唆している。LaOs<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub>の格子比熱の分析から,R<sub>2</sub>Zn<sub>12</sub>ケージ内に内包された16cサイトのZn原子は3meVの低エネルギーで振動していることが明らかになった。CeOs<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub>については,幅広の最大を持つ小さな磁化率は,Ceイオンの原子価ゆらぎ状態を示している。PrOs<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub>においては,Pr<sup>3+</sup>イオンの4f<sup>2</sup>状態の結晶場基底状態は,T>T<sub>s</sub>で非Kramers二重項のままであり,それはT<T<sub>s</sub>でPrサイトの対称性の低下により引き上げられる。それゆえ,四極子自由度が消失し,長距離四極子秩序が避けられる。PrOs<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub>とLaOs<sub>2</sub>Zn<sub>20</sub>は,それぞれ,0.06Kと0.07Kで超伝導転移を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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酸化物系超伝導体の物性 

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