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J-GLOBAL ID：201702261512919698   整理番号：17A0323311

カリウムビス(トリフルオロメチル-スルホニル)アミド融液を用いたネオジム金属の湿式製錬と電着による希土類ビス(トリフルオロメチル-スルホニル)アミド塩の精製【Powered by NICT】

Purification of rare earth bis(trifluoromethyl-sulfonyl)amide salts by hydrometallurgy and electrodeposition of neodymium metal using potassium bis(trifluoromethyl-sulfonyl)amide melts

著者 (5件)： Ota Hisashi (Graduate School of Environment and Information Sciences, Yokohama National University, 79-2 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Matsumiya Masahiko (Graduate School of Environment and Information Sciences, Yokohama National University, 79-2 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Yamada Takahiro (Graduate School of Environment and Information Sciences, Yokohama National University, 79-2 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Fujita Tetsuo (Environmental Protection Laboratory, DOWA ECO-SYSTEM Co., Ltd., 65-1 Omoriyama-shita, Hanaoka, Odate, Akita 017-0005, Japan) ,  Kawakami Satoshi (Environmental Protection Laboratory, DOWA ECO-SYSTEM Co., Ltd., 65-1 Omoriyama-shita, Hanaoka, Odate, Akita 017-0005, Japan)
資料名： Separation and Purification Technology  (Separation and Purification Technology)
巻： 170  ページ： 417-426  発行年： 2016年 
JST資料番号： T0428B  ISSN： 1383-5866  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,Nd-Fe-B磁石廃棄物からの希土類(RE)元素の回収のためのカリウムビス(トリフルオロメチル-スルホニル)アミド(KTFSA)融液を用いた新しいベンチスケール湿式製錬手順と電着を報告した。研究は浸出,脱鉄,REアミド塩の精製に基づくプロセスの可能性を評価するためにベンチスケールで行った。酸化されたNd-Fe-Bの3.4kgと14.2L 1,1,1-トリフルオロ-N-[(トリフルオロメチル)スルホニル]メタンスルホンアミド(HTFSA)の水溶液を用いて浸出プロセスでは,83.0%Nd,0.98%Feを13時間で浸出し,RE元素の選択浸出をベンチスケールで行ったことを示した。,KOHまたは酸化されたNd-Fe-Bは除鉄プロセスにおける沈殿剤として使用し,100.0%FeはRE成分から分離することに成功した。さらに,4.07kg精製アミド塩(M(TFSA)3(M=Pr,Nd,Dy,B,Al,および微量元素)を噴霧乾燥機から回収された。M(TFSA)3(RE成分のモル分率x_RE=0.1)を含むKTFSA融液中でのNd(III)の電気化学的挙動を本研究で調べた。電気化学的分析は約+1.0V対K/K~+でNd(III)の還元ピークは次の反応によることを明らかにした:Nd(III)e~ →Nd(0)。Nd(III)の拡散係数を,半微分解析により483Kで3.14×10~ 10m~2s~ 1で,純粋なNd(TFSA)3塩(x_Nd=0.1)を含むKTFSA融液中のNd(III)のそれに類似していると推定された。Ndの電着を483Kで+0.8V対K/K~+の定電位条件下で実施した。電着物は小さな金属粒子を有する微細な表面形態を有していた。電着物を,走査型電子顕微鏡/エネルギー分散X線分光法,X線光電子分光法,およびX線回折によって分析した中間層中のNd金属であることを確認した。最後に,全マテリアルフローを推定することにより,実用化のための新しい回収プロセスの有効性を実証した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： X線光電子分光法 ,  *湿式製錬 ,  電気化学的挙動 ,  X線回折 ,  微量元素 ,  *電着 ,  走査電子顕微鏡 ,  水溶液 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  拡散係数 ,  浸出 ,  *ネオジム
準シソーラス用語： 表面形態 ,  金属粒子 ,  *融液 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： ビス(トリフルオロメチル-スルホニル)アミド融液 ,  電着 ,  湿式製錬 ,  ネオジム金属

分類 (2件)： 抽出  (XD02030B) ,  吸着,イオン交換  (XD02060I)

タイトルに関連する用語 (10件)： カリウム ,  ビス ,  アミド ,  融液 ,  ネオジム ,  湿式製錬 ,  電着 ,  希土類 ,  塩 ,  精製