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J-GLOBAL ID:201702262428862229   整理番号:17A0148364

サブボトムプロファイラのデータを用いた遠洋堆積物の音響特性:太平洋西部,南鳥島EEZ中のREYに富む泥の分布についての推論

Acoustic characterization of pelagic sediments using sub-bottom profiler data: Implications for the distribution of REY-rich mud in the Minamitorishima EEZ, western Pacific
著者 (11件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 605-619(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)についてサブボトムプロファイリングを実施し,希土類元素とイットリウムに富む泥(REYに富む泥)の実態と分布について検討した。エコー像の記録に基づいて,不透過(O),透過的(T),層状(L)の3つの音響相を識別した。O型相は音響的に不透過で高度の反射性を有し,最上部表面の直下には視認可能な構造が認められない。T型相は音響的に透過的で,音響的基盤からの基礎反射物を有する。この相は,その上部表面の形状に基づいて不規則な(T1)タイプと滑らかな(TS)タイプに細分される。T1タイプの不規則な表面形態は,一般に音響的基盤の形態と平行で,一方TSタイプの滑らかな形態は基盤の形態からは独立している。L型相は多重の反射体の層状シーケンスを特徴とする。それは常にT型相を覆っている。T及びL型の音響相と堆積物コア試料の岩質学的及び地球化学的特性との対比から,T型相はREYに富む泥に,L型相はREYに富む泥を覆っているREYに富む堆積物以外の堆積物に対応することが分かった。O型相は,その分布が海山若しくはそのごく近傍に限られることから,岩石露頭に対応すると考えられる。T型相(REYに富む泥)は南鳥島EEZの南及び南東部に主に分布し,一方L型相(REYに富む堆積物以外の堆積物)はEEZの北部と西部に広く分布する。本研究の結果から,南鳥島EEZの南及び南東部において,REYに富む堆積物以外の堆積物に覆われることなしに,REYに富む泥が海底下浅所に存在することが分かった。したがって,これらの地域は,REYに富む泥を将来採鉱する際の主要対象になるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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海洋地質学  ,  地震探査 
引用文献 (17件):
  • Boyden, J. R., Müller, R. D., Gurnis, M., Torsvik, T. H., Clark, J., Turner, M., Ivey-Law, H., Watson, R. and Cannon, J. (2011) Next-generation plate-tectonic reconstructions using Gplates. Geoinformatics (Keller, R. and Baru, C., eds.), 95-114, Cambridge University Press, Cambridge, U.K.
  • Damuth, J. E. (1975) Echo character of the western equatorial Atlantic floor and its relationship to the dispersal and distribution of terrigenous sediments. Mar. Geol. 18, 17-45.
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  • Fujinaga, K., Yasukawa, K., Nakamura, K., Machida, S., Takaya, Y., Ohta, J., Araki, S., Liu, H., Usami, R., Maki, R., Haraguchi, S., Nishio, Y., Usui, Y., Nozaki, T., Yamazaki, T., Ichiyama, Y., Ijiri, A., Inagaki, F., Machiyama, H., Iijima, K., Suzuki, K., Kato, Y. and KR13-02, MR13-E02 Leg 2 and KR14-02 Cruise Members (2016) Geochemistry of REY-rich mud in the Japanese Exclusive Economic Zone around Minamitorishima Island. Geochem. J. 50, this issue, 575-590.
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