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J-GLOBAL ID:201702262931123664   整理番号:17A0038123

Asada-Halliwell経路は発芽を助けるDioscorea alataの酸化還元状態を維持する

Asada-Halliwell pathway maintains redox status in Dioscorea alata tuber which helps in germination
著者 (3件):
資料名:
巻: 250  ページ: 20-29  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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活性酸素種(ROS)は生理過程を支配する重要な調節分子である。本研究では,塊茎の生理および生化学を理解するために,Dioscorea alata(ヤマノイモ属)の塊茎の対照的な2成長段階,すなわち発芽期と成熟期の塊茎の生化学およびプロテオームレベルの比較を実施した。サイクルの全構成酵素[APx(アスコルビン酸ペルオキシダーゼ,GR(グルタチオンレダクターゼ),DHAR(デヒドロアスコルビン酸レダクターゼ),MDHAR(モノ-デヒドロアスコルビン酸レダクターゼ)]と主要産生物[アスコルビン酸(ASC)とグルタチオン(GSH)]の存在は,塊茎における実効性Asada-Halliwellサイクルを示した。ASC含量の2.65倍への増加とGR活性の3.8倍への増大は発芽中の酸化還元環境を強化した。対照的に,5倍高いH2O2含量(3.08分の1の低さのAPx活性による)と一酸化窒素(NO,2.4倍)およびS-ニトロソチオール(SNO,2.08倍)などの活性窒素種(RNS)の蓄積は,成熟した塊茎の全体的酸化条件に寄与した。発芽期の塊茎の炭酸アンヒドロラーゼ(CA,7.5倍),DHAR(5.31倍)およびMDHAR(7倍)の活性は,成熟した塊茎と比べて高かった。成熟期と発芽期にはそれぞれ,GSNOはCA(3.6および3.95分の1),MDHAR(7.5および1.5分の1)およびAPx(2.3および1.81分の1)を下方調節し,もう1つのNOドナーのCysNOはDHAR(2.24および1.31分の1)活性を下方調節し,NO(ニトロシル化による)阻害が比較的少ないのは発芽期の塊茎における全体的な還元環境の所為であろう。ジオスコリンのS-ニトロシル化をもたらす増大したSNOはビオチンスイッチアッセイによって確かめた。これはジオスコリンのニトロシル化を示す最初の報告である。本分析は示差的酸化還元調節を示した上に,塊茎発芽期のCA,DHAR,MDHAR,APxおよびGRの生理的関連性も初めて示唆する。これらの酵素は将来塊茎発芽の潜在的マーカーとして使われるであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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物質の代謝  ,  いも類 
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