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J-GLOBAL ID：201702264109700077   整理番号：17A0237462

Ag(111)上で成長させた,Agを末端とする「多層シリセン」の分光学的な同定

Spectroscopic Identification of Ag-Terminated “Multilayer Silicene” Grown on Ag(111)

著者 (11件)： LIN Chun-Liang (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  HAGINO Takeshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ITO Yujiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KAWAHARA Kazuaki (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  KAWAHARA Kazuaki (Res. Fellow of Japan Soc. for Promotion of Sci., Tokyo, JPN) ,  NAGAO Ryo (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  AOKI Masaru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MASUDA Shigeru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ARAFUNE Ryuichi (National Inst. for Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  KAWAI Maki (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  TAKAGI Noriaki (Univ. Tokyo, Chiba, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 120  号： 12  ページ： 6689-6693  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ag(111)基板上にSi原子を熱堆積して「多層シリセン」薄膜を調製し,その電子構造を,準安定原子電子分光法(MAES),紫外照射電子分光法および走査型トンネル顕微鏡(STM)を組み合わせて研究した。STMによると,この多層シリセンは,Ag原子がSiダイヤモンド型結晶の(111)表面上で超格子を形成している,Si(111)√3×√3-Ag表面に類似した構造を有していた。MEAS測定では,Ag(111)とSi(111)√3×√3-Agのスペクトルの線形結合でこのAg(111)上の多層シリセンのスペクトルを再現できた。その結果,この多層シリセンの最も外側の層の電子構造は,Si(111)√3×√3-Agの電子構造に基本的に同一であった。このように,この多層シリセンはSiのハニカム型格子の積み重ねではなく,バルクSi上のSi(111)√3×√3-Ag再構成体に酷似していた。

シソーラス用語： *ケイ素 ,  ナノ構造 ,  *多層構造 ,  基板 ,  *銀 ,  *結晶面 ,  指数 ,  堆積 ,  *電子構造 ,  スペクトロスコピー ,  光電子分光法 ,  走査型トンネル顕微鏡 ,  超格子
準シソーラス用語： UPS【電子分光】 ,  *シリセン ,  準安定原子電子分光法 ,  超格子構造 ,  面指数

分類 (2件)： その他の無機化合物の薄膜  (BK14060A) ,  非晶質の電子構造一般  (BM02041I)

タイトルに関連する用語 (6件)： Ag ,  成長 ,  多層 ,  シリセン ,  分光学 ,  同定