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J-GLOBAL ID:201702264630324292   整理番号:17A0079305

ウィステリア/フロリブンダ(藤)凝集素陽性Mac-2結合蛋白質の連続測定は,IFNベース及びIFNフリーで治療される慢性C型肝炎患者において,肝線維症と肝細胞癌発症を予測するのに役立つ。

Serial measurement of Wisteria floribunda agglutinin positive Mac-2-binding protein is useful for predicting liver fibrosis and the development of hepatocellular carcinoma in chronic hepatitis C patients treated with IFN-based and IFN-free therapy
著者 (25件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 956-964  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: A1018A  ISSN: 1936-0533  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ウィステリア/フロリブンダ凝集素陽性(WFA+)Mac-2結合蛋白質(M2BPGi)は,肝線維症の非侵襲性糖化マーカーである。本研究では,線維症及び肝細胞癌(HCC)発症の予測因子としての血清M2BPGi及び総M2BPの連続測定の有用性を評価した。本研究には,119例の慢性C型肝炎(CHC)患者を含めた。これらの患者のうち,97例にはIFNベースの治療を行い,22例はダクラタスビルとアスナプレビルで治療した。治療前,治療終了直後,治療終了24週間後に血清M2BPGi値を測定した。サブ解析として,PEGインターフェロンとリバビリンで治療した患者の血清合計M2BPレベルを測定した。IFNベース治療を行った患者において,M2BPGiレベルは治療終了直後に上昇したが,その後減少した。対照的に,IFNフリーの治療を行った患者では,M2BPGiレベルは,一時的に上昇することなく治療開始直後に減少した。持続性ウイルス陰性化(SVR)を有する患者と非SVR患者の両方で,前処置M2BPGiレベルは線維症と有意に関係したが,SVRを有する患者では,線維症の程度に関係なく,治療後M2BPGiレベルが減少した。多変量解析では,非SVRとHCC発症は,M2BPGiレベル≧2.2の独立関連因子であった。PEGインターフェロンとリバビリンで治療した患者において,総M2BPレベルは線維症及びHCC発症と正相関した。CHC患者のための抗ウイルス治療後の血清M2BPGiレベルのリアルタイムモニタリングは,HCCのリスクを評価する有効なスクリーニングツールになる可能性がある。M2BPとそのグリカン構造は共に肝臓癌形成と関連しているかもしれない。Copyright 2016 Asian Pacific Association for the Study of the Liver Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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消化器の疾患 
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