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J-GLOBAL ID：201702271690788331   整理番号：17A0793071

敏感肌患者における顔の皮膚バリア機能に対する二重プラスミンとウロキナーゼ阻害剤,ベンジルスルホニル-D-Ser-ホモPhe-(4-アミジノ-ベンジルアミド)の影響【Powered by NICT】

The effects of benzylsulfonyl-D-Ser-homoPhe-(4-amidino-benzylamide), a dual plasmin and urokinase inhibitor, on facial skin barrier function in subjects with sensitive skin

著者 (8件)： Voegeli R. (DSM Nutritional Products Ltd., Wurmisweg 571, 4303, Kaiseraugst, Switzerland) ,  Wikstroem P. (DSM Nutritional Products Ltd., Wurmisweg 571, 4303, Kaiseraugst, Switzerland) ,  Campiche R. (DSM Nutritional Products Ltd., Wurmisweg 571, 4303, Kaiseraugst, Switzerland) ,  Steinmetzer T. (Philipps University, Department of Pharmacy, Marbacher Weg 6, 35032, Marburg, Germany) ,  Jackson E. (DSM Nutritional Products Ltd., Wurmisweg 571, 4303, Kaiseraugst, Switzerland) ,  Gempeler M. (DSM Nutritional Products Ltd., Wurmisweg 571, 4303, Kaiseraugst, Switzerland) ,  Imfeld D. (DSM Nutritional Products Ltd., Wurmisweg 571, 4303, Kaiseraugst, Switzerland) ,  Rawlings A. V. (AVR Consulting Ltd, 26 Shavington Way, Northwich, Cheshire, UK)
資料名： International Journal of Cosmetic Science  (International Journal of Cosmetic Science)
巻： 39  号： 2  ページ： 109-120  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0505B  ISSN： 0142-5463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 【目的】本研究の目的は,プラスミンとウロキナーゼ(uPA)阻害剤ベンジルスルホニル-D-Ser-ホモPhe-(4-アミジノ-ベンジルアミド)(BSFAB)の合成を最適化するために,その作用活性と機構を特性化し,角質層(SC)バリア機能を改善するためのその使用を評価することであった。【方法】ペプチドカップリング法はBSFABを合成するために使用し,~1H-および~13C核磁気共鳴分光法(NMR)と高速液体クロマトグラフィー-質量分析(HPLC MS)は,その構造を明らかにし,その純度を決定した。その結合様式は,プラスミンおよびuPAの触媒ドメインにドッキング研究により決定した。阻害定数(K_i)は酵素反応速度論研究により決定した,プラスミン,uPAとトランスグルタミナーゼ1発現に及ぼすBSFABの影響を非サイトカインとサイトカイン刺激ケラチン細胞で評価した。SCバリア機能に及ぼすビークルコントロールの臨床研究は,自覚敏感肌の被験者の顔面皮膚で行った。【結果】BSFABは高純度(97.3%)を合成した。in silico研究はBSFABのアミジン部分はAsp189,Ser190とGly219に結合することにより両酵素のS1ポケットに固定されたが,D-Ser残基の骨格はGly126と逆平行βシート相互作用をであることを示した。BSFABはK_i値29と25nMのプラスミンおよびuPAの効果的な阻害剤であることを示した。BSFABも基底(プラスミン阻害37.7%,P<0.05とuPA阻害96.6%,P<0.01)とサイトカイン誘導条件(プラスミン阻害41.1%,P<0.05およびuPA阻害97.0%,P<0.001)におけるケラチン細胞分泌プロテアーゼ活性を阻害し,サイトカイン刺激ケラチノサイト(約4.5倍発現増加,P<0.01)におけるトランスグルタミナーゼ1の遺伝子発現を刺激した。臨床,BSFABはSCバリア完全性(29日目にP<0.02)と健康な皮膚(28日目にP<0.05)の知覚における主観的改善を改善することが示された。【結論】BSFABは可逆的拮抗阻害剤プラスミンおよびuPAの活性部位に結合した。BSFABを積極的にケラチン細胞分化遺伝子発現(トランスグルタミナーゼ1)を改善した。これらの効果は乾燥と敏感肌の被験者における臨床的にSCバリア完全性の改善に変換し,健康な皮膚条件の知覚を改善した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： NMR【磁気共鳴】 ,  活性部位 ,  *プラスミン ,  キャラクタリゼーション ,  遺伝子発現 ,  *患者 ,  サイトカイン ,  HPLC-MS分析 ,  細胞分化 ,  ケラチン ,  酵素活性度 ,  ケラチン細胞 ,  化学合成 ,  相互作用 ,  最適化
準シソーラス用語： *阻害剤 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 化学合成 ,  計算機モデリング ,  プラスミンとウロキナーゼ阻害剤 ,  皮膚障壁 ,  地層角と敏感肌

分類 (2件)： 外皮一般  (EJ11010C) ,  皮膚の基礎医学  (GF01020Y)

タイトルに関連する用語 (10件)： 敏感肌 ,  患者 ,  顔 ,  皮膚バリア機能 ,  プラスミン ,  ウロキナーゼ ,  阻害剤 ,  SER ,  ホモ ,  アミジノ