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J-GLOBAL ID：201702273218625175   整理番号：17A0641339

『全固体二次電池』に求められる固体電解質の導電率,耐久性向上 錯体水素化物固体電解質を用いた全固体電池の開発

著者 (7件)： 宇根本篤 (東北大 原子分子材料科学高等研究機構) ,  宇根本篤 (日立) ,  吉田浩二 (東北大 金属材料研) ,  池庄司民夫 (東北大 原子分子材料科学高等研究機構) ,  池庄司民夫 (東北大 金属材料研) ,  折茂慎一 (東北大 原子分子材料科学高等研究機構) ,  折茂慎一 (東北大 金属材料研)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 16  号： 11  ページ： 16-24  発行年： 2017年02月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池向けの新しい固体電解質群として注目されている錯体水素化物を紹介した。錯体水素化物では,金属カチオンと錯アニオンがイオン結合して結晶を形成している。錯体水素化物固体電解質を蓄電池へ応用すると,軽量で,金属電極が適用でき,高電位動作電池が作製でき,熱安定性や加工性に優れるなどの利点がある。代表的な錯体水素化物であるLiBH₄,並びに金属リチウム負極,正極活物質TiS₂を用いて,錯体水素化物固体電解質を実装した全固体電池を作製し,繰返し動作実証を行った。さらに,クラスタ型アニオンを含有する水素化物を第二世代の錯体水素化物固体電解質と位置付けて探索を進めている。

シソーラス用語： 二次電池 ,  *固体電解質 ,  *錯体 ,  *水素化物 ,  チタン化合物 ,  硫化物 ,  結晶構造 ,  リチウムイオン電池 ,  ヒドリドホウ酸リチウム ,  アニオン ,  クラスタイオン ,  電気特性 ,  電池容量 ,  リチウム化合物 ,  金属イオン ,  電気伝導率 ,  リチウム ,  電極材料
準シソーラス用語： 全固体二次電池 ,  全固体電池 ,  *錯体水素化物 ,  硫化チタン ,  充放電特性 ,  リチウムイオン ,  イオン伝導率

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

引用文献 (65件)：

• J. B. Goodenough, K. - S. Park, J. Am. Chem. Soc. 135 (2013) 1167
• K. Takada, Acta Mater. 61 (2013) 759
• Y. Kato, K. Kawamoto, R. Kanno, M. Hirayama, Electrochemistry 80 (2012) 749
• P. G. Bruce, S. A. Freunberger, L. J. Hardwick, J. -M. Tarascon, Nat. Mater. 11 (2012) 19
• Y. - X. Yin, S. Xin, Y. - G. Guo, L. - J. Wan, Angew. Chem. Int. Ed. 52 (2013) 13186

タイトルに関連する用語 (8件)： 全固体 ,  二次電池 ,  固体電解質 ,  導電率 ,  耐久性向上 ,  錯体水素化物 ,  全固体電池 ,  開発