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J-GLOBAL ID：201702273625831798   整理番号：17A0474470

orysastrobinで処理したイネ苗における移植損傷と低温ストレスへの耐性の改善【Powered by NICT】

Improved tolerance to transplanting injury and chilling stress in rice seedlings treated with orysastrobin

著者 (4件)： Takahashi Naoto (Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba, Tsukuba, Ibaraki 305-8572, Japan) ,  Sunohara Yukari (Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba, Tsukuba, Ibaraki 305-8572, Japan) ,  Fujiwara Masami (Agricultural Station, Development and Registration - Crop Protection, BASF Japan Ltd., Tahara, Aichi 441-3413, Japan) ,  Matsumoto Hiroshi (Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba, Tsukuba, Ibaraki 305-8572, Japan)
資料名： Plant Physiology and Biochemistry  (Plant Physiology and Biochemistry)
巻： 113  ページ： 161-167  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1643A  ISSN： 0981-9428  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： フランス (FRA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 殺真菌活性に加えて,ストロビルリン型殺菌剤は作物の成長と収量に及ぼす増強効果を示すことが報告されている。以前の研究では,殺菌剤は非生物的ストレスを緩和する効果を持つことを示唆した。しかし,ストロビルリン型殺菌剤による非生物的ストレス軽減による成長促進についての報告は少ないが,成長促進の作用機序はまだ明らかではない。orysastrobinは断根損傷と低温ストレス後のイネ苗成長を増強することを明らかにした。orysastrobinは蒸散速度を低下させ,アスコルビン酸ペルオキシダーゼおよびグルタチオンレダクターゼ活性を増加させることを見出した。この応力緩和はナプロキセン,推定上のアブシジン酸生合成阻害剤の適用によって除去された。これらの結果は,orysastrobinは蒸散の抑制を介して保水活性を誘導することにより,活性酸素捕捉活性活性酸素種蓄積を阻害する,を誘導することにより,イネ苗における移植損傷と低温ストレスに対する耐性を改善したことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 成長促進 ,  殺菌薬 ,  生合成 ,  *寒冷ストレス ,  グルタチオンレダクターゼ ,  農作物 ,  抗真菌作用 ,  カルボン酸 ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 阻害剤 ,  アスコルビン酸ペルオキシダーゼ ,  蒸散速度 ,  苗成長 ,  非生物的ストレス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 寒冷ストレス ,  オリサストロビン ,  活性酸素種 ,  蒸散速度 ,  外傷移植

分類 (2件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  稲作  (FC03020C)

物質索引 (2件)： ナプロキセン ,  ストロビルリン

タイトルに関連する用語 (5件)： イネ苗 ,  移植 ,  損傷 ,  低温ストレス ,  耐性