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J-GLOBAL ID:201702277790249415   整理番号:17A0399819

ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体δは酪農ヤギ乳腺上皮細胞における脂肪酸の脂質分泌と異化を促進する【Powered by NICT】

Peroxisome proliferator-activated receptor delta facilitates lipid secretion and catabolism of fatty acids in dairy goat mammary epithelial cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 100  号:ページ: 797-806  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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げっ歯類では,ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体デルタ(PPARD)は主に脂肪酸の異化と関連している。しかし,反芻動物の乳腺における脂質代謝の調節におけるPPARDの役割は不明である。本研究では,ヤギ乳腺組織における乳汁分泌の3段階でPPARDのmRNA豊度を評価した。結果は,PPARDは乾乳期に比べ泌乳ピークでより低い発現を示したことを明らかにした。ルシフェラーゼアッセイは,特異的PPARD配位子,GW0742(GW)は,ヤギの乳腺上皮細胞におけるPPARD応答要素の活性を増強することを明らかにした。GWによるPPARDの活性化は脂肪酸活性化(ACSL1),脂質液滴形成(PLIN2),及び輸送(FABP4)に関連した遺伝子の発現をアップレギュレートし選択的に,ヤギ乳腺上皮細胞におけるde novo脂肪酸合成(ACACAとFASN),不飽和化(SCD),加水分解及び酸化(PNPLA2とCPT1A),輸送及び取込(FABP3およびCD36),あるいはトリアシルグリセロール合成(DGAT1およびAGPAT6,)に関与する遺伝子に影響を及ぼさなかった。対照的に,低分子干渉RNAを用いたPPARDのノックダウンは劇的に脂肪酸活性化(ACSL1)と脂質生成(PLIN2)に関連する遺伝子の発現を減少させ,脂肪酸輸送(FABP3)とトリアシルグリセロール合成(AGPAT6,およびDGAT1)に関連した遺伝子の発現を増加させた。脂肪酸合成(FASN),加水分解(PNPLA2),脂肪酸酸化(CPT1A)に関連した遺伝子の発現は,GWとインキュベートした細胞でPPARDのノックダウン後にのみ有意にダウンレギュレートされた。脂肪酸プロファイルにおける有意な変化を観察しなかった。しかし,全細胞トリアシルグリセロールは,ヤギの乳腺上皮細胞とGWにおけるPPARDのノックダウン後に増加した。まとめると,これらの結果は脂肪酸活性化と脂質液滴形成と分泌を促進することにより,反芻獣の乳腺細胞のホメオスタシスにおけるPPARDのための重要な役割を強調した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
羊,山羊  ,  脂質の代謝と栄養  ,  外分泌腺 

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