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J-GLOBAL ID:201702279105515171   整理番号:17A0318850

ナノセルロース粒子により安定化されたエマルションの調製と抗菌活性【Powered by NICT】

On the preparation and antibacterial activity of emulsions stabilized with nanocellulose particles
著者 (5件):
資料名:
巻: 61  ページ: 780-792  発行年: 2016年 
JST資料番号: E0877B  ISSN: 0268-005X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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セルロース粒子,すなわちセルロースナノ結晶(CNC)とミクロフィブリル化セルロース(MFC)で安定化したエマルションの形成,液滴サイズおよび抗菌活性を調べた。油/水比(10/90~40/60),三種類の抗菌油(シンナムアルデヒド,オイゲノールおよびリモネン)を含む乳濁液の物理化学的特性に及ぼすセルロース(0.1 1.0%)の種類と濃度の影響を調べた。エマルションは,乳化指数,カプセル化効率と液滴サイズと分布の観点から特性化した。八週間の貯蔵期間中および温和な遠心分離後の安定性を評価した。結果は,40wt%と高い抗菌油含有量のCNC水中油及びMFC安定化されたPickeringエマルションを生成できることを示した。さらに,乳濁液は貯蔵中および温和な遠心分離に対して良好な安定性を示した。寒天拡散およびブロス希釈法を用いて調べ乳濁液の抗菌活性は主に抗菌油の種類と含有量によって影響された。エマルション液滴の安定化のために用いられるナノセルロース粒子の型はわずかな寄与を示し,高濃度の油を使用した。結果はまた,抗菌効果はエマルション液滴と病原体の間の直接相互作用に主に依存したが,自由,非カプセル化油の影響はごくわずかであったことを示唆した。しかし,乳濁液の低濃度を使用した場合,ナノセルロースの性質の役割を明らかにすることができ,MFC安定化された乳濁液はCNC安定化に比べて優れた抗菌活性を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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