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J-GLOBAL ID：201702283082547846   整理番号：17A0430026

損傷を受けたRCはりに対するプレテンション方式プレストレストUFCパネルの曲げ補強効果

Flexural Strengthening Effect of Prestressed UFC Panel with Pretensioning Method on Damaged RC Beams

著者 (6件)： 河野克哉 (太平洋セメント) ,  LIMPANINLACHAT Pornpen (東京工大) ,  松本浩嗣 (東大) ,  中村拓郎 (東京工大) ,  二羽淳一郎 (東京工大) ,  美谷潤 (太平洋セメント)
資料名： 太平洋セメント研究報告  (Journal of Research of the Taiheiyo Cement Corporation)
号： 171  ページ： 41-52  発行年： 2017年02月25日 
JST資料番号： F0949B  ISSN： 1344-8773  CODEN： TKHOFN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近では,RC構造物のライフサイクルと力学性能を向上させるためにさまざまな補強方法が適用されるようになっている。しかし,既存の補強方法では,耐久性の面でまだ不十分な点が存在する。このため,本研究では,高強度,高靭性,高耐久性を有するUFCに着目して,UFCパネルによるRCはりの新しい曲げ補強方法を検討した。PCストランドをプレテンション方式で緊張することでプレストレスを導入したUFCパネルを試作した。プレテンション方式ではUFCの養生中の収縮や緊張時の弾性変形でプレストレスが損失するため,その損失量を加算した形でPCストランドを緊張し,所定のプレストレスが確保されることを確認した。さらにUFCパネルのPCストランド量ならびにプレストレス量を因子ならびに水準として,引張鉄筋を減少させることで劣化・損傷を模擬したRCはりに対して曲げ補強の効果を検証した。その結果,UFCパネルをRCはりの底面にアンカーボルトで固定する新しい補強方法によって,耐荷力の回復を確認することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： 鉄筋コンクリート ,  *梁 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  プレテンショニング ,  プレストレストコンクリート ,  鋼繊維 ,  *鋼繊維強化コンクリート ,  パネル ,  補強 ,  曲げ ,  弾性変形 ,  養生 ,  プレストレス ,  撚線 ,  底面 ,  耐荷力 ,  損傷 ,  アンカーボルト ,  載荷試験 ,  補強筋
準シソーラス用語： RC梁 ,  曲げ補強

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  梁,桁  (HD03020H)

引用文献 (3件)：

• 下山善秀,武者浩透,中村裕. 200N/mm²級セメント系新素材ダクタルを用いた国内初のPC歩道橋酒田みらい橋プロジェクト. セメント・コンクリート,2003,671,p.35-42.
• 土木学会. コンクリートライブラリー 113 超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案). 2004.
• 武者浩透,一宮利道,芦田公伸,田中敏嗣. 超高強度繊維補強コンクリート(UFC)の耐久性とPC構造物への適用. プレストレストコンクリート. 2010, 52(2), p.80-86.

タイトルに関連する用語 (6件)： 損傷 ,  RCはり ,  プレテンション方式 ,  UFC ,  曲げ ,  補強効果