文献

J-GLOBAL ID：201702284070161435   整理番号：17A0684173

サイドシール用熱刃設計に関する研究(有限要素解析の有効性について)

著者 (3件)： 西坂強 (呉工高専) ,  土井猛志 (都城工高専) ,  白岩寛之 (都城工高専)
資料名： 日本包装学会誌  (Journal of Packaging Science & Technology, Japan)
巻： 26  号： 3  ページ： 183-192  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： L1730A  ISSN： 0918-5283  CODEN： NHGIEE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プラスチックフィルムの製袋方法の一つであるサイドシール法で作られた袋において,その接合部強度は非常に重要であり,それに及ぼす製造条件や熱刃の材質,形状の影響等についての研究報告は少ないようである。そのような中で,著者らはこれまでに,フィルムに直接接触する熱刃先端部の熱的挙動に着目し,熱刃を設計する上で重要となる熱刃材質や形状の影響について,FEM解析によって推定できる可能性について報告した。しかし,実際の熱刃における熱的挙動との比較検討については今後の課題となっていた。そこで本研究では,サイドシール用熱刃の基本的な熱的挙動を実験により把握し,それをFEM解析によって模擬した結果と比較を行い本手法の妥当性を検討した。その結果,実際の温度測定が困難な熱刃先端部付近や熱刃全体の温度分布について推定が可能となり,熱刃設計においてFEM解析を用いることは非常に有効であることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *製袋機 ,  プラスチックフィルム ,  包装材料 ,  *カッタ ,  *数値解析 ,  有限要素法 ,  有効性 ,  接合部 ,  付着強さ ,  材料 ,  形態 ,  熱影響 ,  温度測定 ,  温度分布 ,  熱伝達 ,  設計
準シソーラス用語： 機器設計 ,  結合強度 ,  材質 ,  先端形状 ,  *熱刃 ,  *有限要素解析

分類 (1件)： 包装容器,製造機械  (QE02020M)

引用文献 (5件)：

• 橋本由美,橋本靜生,山田和志,濱田泰以, 日本包装学会誌, 21(2), 115-123 (2012)
• 橋本靜生,橋本由美,山田和志,濱田泰以, 日本包装学会誌, 22(3), 227-236 (2013)
• Tsuyoshi NISHIZAKA , Takeshi DOI , Hiroyuki SHIRAIWA, J. Pac. Sci. Tech. 24(6), 357-368(2015)
• 日本機械学会, 伝熱工学資料改訂第5版, 285 (2009)
• 矢川元基,宮崎則幸, ′′有限要素法による熱応力・クリープ・熱伝導解析′′, サイエンス社, p.13 (1985)

タイトルに関連する用語 (6件)： シール ,  熱刃 ,  設計 ,  研究 ,  有限要素解析 ,  有効性