文献

J-GLOBAL ID：201702298422517978   整理番号：17A0511033

粘接着剤とアプリケーションの最前線 #6 微細構造を利用した熱電材料の高性能化

著者 (2件)： 森田亘 (リンテック 研) ,  加藤邦久 (リンテック 研)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 45  号： 4  ページ： 59-61  発行年： 2017年04月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IoT社会においては「あらゆるモノ」からの情報の収集・蓄積・解析によって身近な分野にまで幅広く恩恵が得られることが期待されるが,「あらゆるモノ」がセンシングを行うためには系統電力を必要としない無線センサネットワークの構築が必要となる。このため,フレキシブル熱電発電デバイスの開発と高出力化が求められており,本文は,ブロックコポリマー(BCP)由来の微細構造を利用した室温付近で焼結材料を超える熱電特性を示し優れた屈曲性を有するフレキシブル熱電材料を紹介した。本材料を用いた小型モジュール(4.5cm²基板上に集積)を作製し,温度差10°Cの場合に75対の直列回路で10μW程度の出力を得られる試算となり,間欠的な無線センサの駆動が期待できることを示した。

シソーラス用語： 微細構造 ,  *熱電材料 ,  センサネットワーク ,  熱電発電 ,  半導体素子 ,  *熱電素子 ,  改変 ,  ブロック共重合体 ,  電気特性 ,  屈曲度 ,  柔軟性 ,  ナノ構造 ,  薄膜
準シソーラス用語： フレキシビリティ ,  ブロックコポリマ ,  屈曲性 ,  高出力化 ,  高性能化 ,  電力デバイス ,  *熱電デバイス ,  熱電特性 ,  無線センサネットワーク

分類 (1件)： 熱電デバイス  (NC03090J)

引用文献 (6件)：

• 鈴木雄二:日本AEM学会誌,22,3,pp.339-342(2014)
• K. Kato, et al. : Adv. Mater. Interfaces, 1, 2, 1300015 (2014)
• L. D. Hicks, M. S. Dresselhaus : Phys. Rev. B, 47, 16631 (1993)
• D. Song, G. Chen : Appl. Phys. Lett., 84, 687 (2004)
• M. Kashiwagi, et al. : Appl. Phys. Lett. 98, 023114 (2011)

タイトルに関連する用語 (5件)： 接着剤 ,  アプリケーション ,  微細構造 ,  熱電材料 ,  高性能化