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J-GLOBAL ID:201702299876676992   整理番号:17A0081087

超1 GHz NMR システムの開発 -マグネットの評価とNMR 測定への応用-

著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 357-360(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: S0846A  ISSN: 0389-2441  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2006年からBi2Sr2Ca2Cu3Ox(Bi-2223)最内層コイルを用いて超1GHz NMRシステムを開発するプロジェクトが開始され,2014年10月に1020MHz相当の24.0Tの磁場発生に成功した。磁場の均一度と安定度をNMR測定によって評価するとともに無機材料のNMR測定を行った。溶液NMRの標準物質(重水素化したアセトンで1%に希釈されたクロロフォルム)を試料としてNMR信号を確認しながら室温シムの調整を行い,スペクトルの半値全幅は0.7Hz(0.7ppb)とNMR測定に十分な均一度が得られた。重水を基準物質としてNMRロックを行い,重水素化したアセトンで1%に希釈されたクロロフォルムの水素核を観測したところ,スペクトルの半値幅は1ppb以下,ピーク位置は10時間にわたって2ppbの範囲に収まった。天然存在比のB2O3の酸素核(17O)のNMR測定例を紹介する。
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分類 (2件):
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NMR一般  ,  その他の無機化合物のNMR 
引用文献 (10件):
  • 1) T. Kiyoshi, et al.: “NMR upgrading project towards 1.05 GHz”, IEEE Trans. Appl. Supercond. 18 (2008) 860-863
  • 2) G. Nishijima, S. Matsumoto, K. Hashi, S. Ohki, A. Goto, T. Noguchi, S. Iguchi, Y. Yanagisawa, M. Takahashi, H. Maeda, T. Miki, K. Saito, R. Tanaka and T. Shimizu: “Successful upgrading of 920-MHz NMR superconducting magnet to 1020 MHz using Bi-2223 innermost coil”, IEEE Trans. Appl. Supercond. 26 (2016) 4303007
  • 3) M. Takahashi and S. Matsumoto: “Development of an NMR spectrometer operated beyond 1 GHz - Development of a power supply system for a driven-mode NMR magnet -”, TEION KOGAKU 51 (2016) 335-341 (in Japanese)
  •    高橋雅人,松本真治:「超1 GHz NMR システムの開発-駆動用安定化電源システムの開発-」,低温工学51 (2016) 335-341
  • 4) S. Matsumoto, T. Kiyoshi, G. Nishijima, K. Hashi, M. Takahashi, T. Noguchi, H. Maeda and T. Shimizu: “Equipment for power outage in operation of driven-mode NMR magnet”, IEEE Trans. Appl. Supercond. 26 (2016) 4301004
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