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J-GLOBAL ID：201802213369213629   整理番号：18A1181433

未利用バイオマスの有効利用を目的とした機能性材料の開発-カシューナッツの殻由来の機能性材料-

著者 (1件)： 兼橋真二 (東京農工大 大学院工学府)
資料名： プラスチックスエージ  (Plastics Age)
巻： 64  号： 7  ページ： 53-56  発行年： 2018年07月01日 
JST資料番号： G0951A  ISSN： 0551-0503  CODEN： PUEJDH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,カシューナッツの殻から抽出される天然の植物油であるカシューオイル(CNSL)を原料に用いた新規なバイオベースポリマの開発について紹介。
・カシューナッツの大量の殻は,産業廃棄物として今も大量に処分されているため,CNSLは非常に安価な天然の植物油であり,その有効利用が重要な課題。
・CNSLあるいはその主成分であるカルダノールは,抗酸化性を有するフェノール性水酸基を有し,熱だけでの酸化重合による高分子量化は難しいため,今回アミン架橋型CNSLポリマ(抗菌活性を有す)の合成経路(エポキシ化→加熱→アミン)を開発。
・また,石油由来のアミン化合物ではなく,よりバイオマス比率の向上を目的にエポキシプレポリマの紫外線を利用した光重合型ポリマの作製(エポキシ化→加熱→紫外線)の試みを紹介。

シソーラス用語： *カシューナッツ ,  *シェル ,  *植物油脂 ,  *生分解性高分子 ,  バイオマス ,  エポキシ化 ,  加熱 ,  アミン ,  架橋【高分子】 ,  光重合型樹脂 ,  抗細菌作用 ,  プレポリマ ,  カチオン重合 ,  *天然材料 ,  *バイオベースポリマ
準シソーラス用語： アナカルド酸 ,  架橋反応 ,  *殻 ,  植物油 ,  天然油

分類 (1件)： 天然有機化合物一般  (CF10010H)

物質索引 (1件)： カルダノール

タイトルに関連する用語 (6件)： 未利用バイオマス ,  有効利用 ,  機能性材料 ,  開発 ,  カシューナッツ ,  殻