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J-GLOBAL ID:201802226603264769   整理番号:18A0730667

富山県の低標高ブナ・イヌブナ人工林における43年生までの林分成長-県外ブナ人工林および県内広葉樹二次林との比較-

Stand growth of 43-year-old Fagus crenata and F. japonica plantations in the lowland area of Toyama Prefecture, central Japan: A comparison with other F. crenata plantations and secondary broad-leaved forests
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資料名:
号: 10  ページ: 11-23  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: L7336A  ISSN: 1883-7298  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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富山県砺波市頼成の標高130mに位置するブナ人工林とイヌブナ人工林において,43年生時点の林分構造,成長量,穿孔虫被害状況を調べた。林分材積はブナ林で192m3/ha,イヌブナ林で258m3/haであり,県外のブナ人工林や県内の広葉樹二次林と同等以上だった。29年生時点からの林分材積成長量は,ブナ林は4.3m3/ha/yrで標準的な広葉樹二次林の4.0m3/ha/yrと同等,イヌブナ林は10.4m3/ha/yrで標準的なブナ人工林の10.0m3/ha/yrと同等だった。ブナ林の成長がイヌブナ林より悪かった理由として,ブナにのみ穿孔虫被害が発生していることや,ブナの分布下限域の標高帯に位置しており温暖な気候がストレスになったことが考えられた。ブナ林の本数密度は29年生時点から約3割減少したが下層木の枯死によるものだった。イヌブナ林の本数密度は29年生時点からほとんど変化がなく,29年生時点で疎な林分であったためだと考えられた。クワカミキリによる穿孔被害は,29年生時点と同じくブナにのみ発生していたが,進行中の被害木の割合は4%で29年生時点より減少していた。温暖な低標高域においてブナを人工造林しても成林し,少なくとも二次林とは遜色ない材積成長をすることが明らかとなったことから,これまでブナがほとんど植栽されなかった低標高域においても,ブナを造林樹種として用いることは可能である。(著者抄録)
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分類 (2件):
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森林生物学一般  ,  測樹学 
引用文献 (61件):
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