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J-GLOBAL ID：201802252581196142   整理番号：18A1229025

JRA-55を用いた日本周辺の冬期低気圧の長期変動特性について

LONG-TERM VARIABILITY OF WINTER EXTRATROPICAL CYCLONES AROUND JAPAN BASED ON JRA-55 ANALYSIS

著者 (4件)： 森信人 (京都大学 防災研究所) ,  千綿蒔 (京都大学大学院 工学研究科) ,  二宮順一 (金沢大学 理工研究域) ,  間瀬肇 (京都大学 防災研究所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_487-I_492(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本海沿岸では,冬期に発達した低気圧によって沿岸災害が多く発生している.先行研究によると,日本海沿岸ではシベリア高気圧の強弱に伴う季節風の南北変動により,高波が生じることが示唆されているが,冬期の高波や高潮の発生事例は少なく,その長期変動特性の理解は進んでいない.そこで,日本周辺における冬期低気圧の特性を調べるため,気象庁55年長期再解析(JRA-55)を用い,過去55年間に日本周辺で発生した爆弾低気圧を抽出し,解析を行った.抽出された爆弾低気圧の発生個数,強度,経路についての解析,気象総観場との相関解析,経路についてのクラスター解析を行い,日本周辺で発生する爆弾低気圧の長期変動特性を明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： 日本 ,  冬 ,  *低気圧 ,  変動 ,  *経時変化 ,  データ解析 ,  沿岸帯
準シソーラス用語： JRA-55長期再解析 ,  長期変動 ,  *爆弾低気圧

著者キーワード (5件)： winter low puressure ,  extratropical cyclone ,  Japan Sea ,  climate change ,  teleconnection

分類 (1件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

引用文献 (8件)：

• 1) 川崎浩司・水谷法美・岩田好一朗・小林智尚・由比政年・斎藤武久・北野利一・鷲見浩一・間瀬肇・安田誠宏:富山県東部海岸における2008年2月高波による被害調査,海岸工学論文集,第55巻,pp. 151-155, 2008.
• 2) 間瀬肇・田中遼・森信人・安田誠宏 : 日本海沿岸における波浪の経年変化特性に関する研究,海岸工学論文集,第56巻,pp. 1251-1255, 2009.
• 3) 猿渡亜由未・武江寿大・渡部靖憲:冬季の温帯低気圧による高潮の統計的リスク評価,土木学会論文集B2(海岸工学), vol. 72, No. 2, pp. I247-I252, 2016.
• 4) Yoshida, A and Asuma, Y. : Structures and environment of explosively developing extratropical cyclones in the North-western Pacific region. Mon. Wea. Rev., 132, pp. 1121-1142, 2004.
• 5) 早崎将光,野木友里香,植田宏昭:日本海低気圧・南岸低気圧の将来変化,急発達する低気圧の実態・予測・災害軽減に関する集会講演要旨,pp. 115-118, 2014.

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  周辺 ,  冬期 ,  低気圧 ,  長期 ,  変動特性