抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,著者らが開発してきた適応型単語リストを用いた自律学習支援システムを,教師と学生が双方向に対話をしながら,自律学習ができるように改良を行った。著者らが開発した自律学習支援システムでは,教師が教材を選ぶ際のサポートができるように複数の単語リストを用い語彙レベルを調べることができた。しかし,語彙レベルを調べ教材を選んだ後は,学生が自律学習するのみで,教師から情報を追加することは困難であった。また,その選ばれた教材が学生たちに正しい選択であったかどうかのフィードバックがなかった。そこで,クラスの概念を導入し,クラスに登録している学生に対し,教師が随時重要な単語や文を知らせたり,注意事項などを伝えることができるように改良した。また,学生たちも教材内の難しい単語や意味の取りにくい単語などを教師に伝えたり,覚えたい単語のリストなどを作成したりできるようにした。この改良により,単語リストの語彙レベルだけでなく,実際に受講している学生の生の声を聞くことができ,さらに学生にあわせた教材を選択することができるようになると期待される。本論文では,パイロット版を作成し,ケーススタディを通して本システムの有効性を検証した。(著者抄録)