抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・鉄道駅と繁華街の位置やにぎやかさの関係の分析。
・繁華街は大きく分けて中心市街地と駅前繁華街の2つ。郊外化による中心市街地の衰退について「鉄道忌避伝説」が存在。シベリアの古都,ロシア連邦のトムスク市におけるシベリア鉄道のルート決定は,経済性や技術的見地からなされたと推察。青木栄一は,鉄道線が旧来の市街地を避けているのは地元の反対ではなく,地形が主要因であると指摘。
・駅と中心市街地の間の距離と地価(路線価)により繁華街の位置とにぎやかさの場所に着目し,駅と中心市街地の関係を示す指標として,分離度と中心市街地の優位度を定義し66都市を選定。AICを選択基準とした変数減増法による重回帰分析を実施。
・2010年の重回帰分析の結果から,中心市街地が優位になる4条件を抽出(1955年の人口が多く,乗降客数が少なく,時間距離が短く,市役所や県庁が近いこと)。
・立地適正化計画や中心市街地活性化計画の立案には,市役所や県庁の郊外移転を行わず中心市街地に再移転すること,逆に新しく駅前繁華街を育成するには,近くに施設の誘導を考慮。