抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,日々の子育てで大切になる子どもの身辺自立を取り上げ,母親が直面する身辺自立の困り感について,子どもの特性,援助要請の相手,保育の場への希望に関するモデルを組み立て,検証することを目的とした。方法は,オンライン調査を利用し,第一子が3歳から6歳までの子どもを育てる各年齢100名,合計母親400名を対象とした。発達の遅れの有無による違いを明らかにした結果,身辺自立困り感,保育の場への身辺自立支援希望において「気になる子」の母親の得点が高かった。また「気になる子」では,行為,多動から身辺自立困り感へ正のパスが示されたが,身辺自立困り感から援助要請の相手へのパスは示されなかった。「気になる子」の親の支援としては,1)母親の周囲の人も巻き込んだ支援,2)具体的な対応スキルの教授,3)地域資源との連携の3つが提案された。(著者抄録)