抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北太平洋移行領域は亜熱帯水と亜寒帯水が混合することで複雑な水温・塩分分布を形成しており,海洋学だけでなく気象学的・生物学的に非常に重要な海域であるといえる。本研究では,亜熱帯水を亜寒帯へと運ぶ磯口ジェット(Isoguchi et al.,2006,Wagawa et al.,2014)とその周辺の流動構造が何で決まるのか,漂流ブイ観測と粒子追跡解析から形成メカニズムと経年変動を明らかにすることを目的とする。観測と粒子追跡解析の結果から,移行領域における表層の流れは海底地形とよく対応していた。海膨上に形成される順圧流が,北太平洋移行領域の表層の流動場に支配的であることが示唆された。(著者抄録)