抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プロセスを生成する処理は,処理負荷が大きい。このため,プロセス生成処理が頻発するAPは,サービスの処理性能が低下しやすい。そこで,これまでに,我々は分散指向永続オペレーティングシステムTenderにおいて,OSの構成資源を再利用することによるプロセスの生成と削除の高速化手法を提案し,有効性を示した。また,Tenderの特徴を生かしてプロセスの構成資源を変更するプロセス変身機能を提案し,簡単なベンチマークプログラムで有効性を示した。しかし,Tenderの独自のインタフェースにおける評価であったため,多くのサービスで利用されている既存APでの効果が不明であった。本論文では,Tenderにおいて,資源再利用機能とプロセス変身機能を利用して,forkとexec処理を高速化する手法を述べる。既存OS用のプログラム実行のために,UNIX系OSであるBSD/OSのインタフェースを実現し,再利用する資源の種類ごとに行った評価結果について報告する。また,Apache Webサーバでの評価を行うことで,実APでの資源再利用機能によるforkとexecve処理の高速化の効果を示す。(著者抄録)