抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高温超電導線材を核融合や加速器へ応用した場合,放射線環境中での利用がありうる。放射線環境中で用いる機器の放射化は,機器のメンテナンス時の装置運用や被爆管理上好ましくない。さらに機器廃棄時にも高レベル廃棄物となる可能性を考慮する必要がある。しかし,高温超電導線材およびコイル構成材料について,ガンマ線,中性子,陽子線,炭素線等の放射線に対する耐放射線性は明らかになっていない。そこで,高温超電導線材等の放射線損傷を実験により調査することとした。これにより,核融合や加速器への応用に向けて,高温超電導線材の指針を示すとともに,製品としての寿命評価の基礎データとして提供することを目的としている。今回は,基礎実験として,高温超電導線材の放射化分析を行い,照射線量と放射化のレベルを評価したので報告する。その結果は,メンテナンス等に関してまつたく問題のない表面線量レベルであった。