抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「プラズマによる燃焼促進」を考えた時,最も身近な例は内燃機関で使われるスパーク(放電)プラグである。一対の金属電極の間に数kVの高電圧を印加すると,直径1mm程度のフィラメント状に局在化した導電性の放電路,すなわちスパーク放電が閃光と共に形成される。スパーク放電は,大気圧で形成される非平衡プラズマの一種で,電子温度は数万度,ガス温度は数100°Cという非平衡状態にある。スパーク放電の中には高エネルギー電子によって生成されたイオンや中性ラジカルが比較的高い密度で存在しており,これらがトリガーとなって燃焼反応が開始する.他方,スパーク放電によって炭化水素系燃料の一部が分解され,水素に転換されることで間接的に燃焼促進効果が得られる場合いもある。本稿では,非平衡プラズマを用いた燃焼促進に関する基礎研究で高く評価されている,A.U.Starikovskiiらのレビュー論文を概観し,非平衡プラズマによる燃焼促進効果を概説した。後半では,大気π非平衡フラズマによる低温燃料改質と燃焼促進に関する研究を簡単に紹介した。