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J-GLOBAL ID：200902285632863825   整理番号：08A1196247

阿寺断層帯中部,加子母地区における変位地形と平均変位速度

著者 (4件)： 道家涼介 (富山大 大学院理工学教育部) ,  佐藤善輝 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  安江健一 (愛知工大 地域防災研究セ) ,  廣内大助 (信州大 教育)
資料名： 活断層研究  (Active Fault Research)
号： 29  ページ： 79-86  発行年： 2008年09月30日 
JST資料番号： L2045A  ISSN： 0918-1024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 阿寺断層帯の中部に相当する加子母川の左岸で実施した断層変位地形や断層露頭の観察を基にして,断層の連続性や活動性および平均変位速度などについて述べている。M2面の変位から算出した北東側上がりの上下変位速度は0.04m/kyであり,開析谷の屈曲量から求めた横ずれ平均変位速度は0.3~0.4m/ky以上であった。両者の違いは併走する断層に変位が分散していることが一因と考えられる。また,調査地域は右雁行する2つの断層に挟まれていることから,左横ずれ変位の局所的な圧縮による地塁構造を呈することなどが考えられる。

シソーラス用語： 屈曲度 ,  *断層 ,  *地形 ,  地質構造要素 ,  変位 ,  連続性 ,  *阿寺断層 ,  *変位地形
準シソーラス用語： 横ずれ断層 ,  活動 ,  活動性 ,  屈曲量 ,  地塁構造 ,  *変位速度

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

引用文献 (18件)：

• Chester, F. M. and Logan, J. M., 1987, Composite planar fabric of gouge from the Punchbowl Fault, California, Journal of Structural Geology, 9, 621-634.
• 平野信一・中田 高, 1981, 阿寺断層に沿う第四紀後期の断層変位から推定した地震活動, 地理学評論, 54, 231-246.
• 木曽谷第四紀研究グループ, 1964, 岐阜県坂下町における阿寺断層による段丘面の転移, 第四紀研究, 3, 153-166.
• 中村俊夫・藤井登美夫・鹿野勘次・木曽谷第四紀巡検会, 1992, 岐阜県八百津町の木曽川泥流堆積物から採取された埋没樹木の加速器¹⁴C年代, 第四紀研究, 31, 29-36.
• 中田 高・今泉俊文編, 2002, 活断層詳細デジタルマップ, 東京大学出版会, 60p, 1Map, 2DVD-ROM.

タイトルに関連する用語 (4件)： 阿寺断層帯 ,  地区 ,  変位地形 ,  平均変位速度