抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
超音速燃焼器における燃料混合の促進及び噴流抵抗の軽減が可能なStinger型噴射孔の性能を,燃焼試験で円形噴射孔との比較で評価した。試験には燃焼加熱器をもつ吹出し風洞(M数2.5)を用いた。燃焼加熱器では,主流にたいして水素及び酸素を投入し,燃焼により高温高圧ガスを生成し,酸素量の調整により燃焼後酸素モル分率を21%とした。供試燃焼器の燃焼性能を壁面圧分布により評価した。噴射孔は,直径6mmの円形を対照とし,後端幅1.2mm,全長27mmのStinger形及びそれぞれの孔流路断面を1/4とし,4孔を20mm間隔で配置したものを用いた。測定結果を,主流のみの場合の壁圧分布,単孔噴射で当量比約0.15~0.69及び4孔噴射で当量比約0.18~0.37における燃焼時の壁圧分布で示した。また,当量比と無次元推力との相関を示した。次のような結論を述べた。壁圧分布は,当量比とともに増加し,0.26近くでStinger型は円形より良い性能を示した。4孔配置の場合には,前者の優位性は単孔の場合より低減した。当量比と推力との相関から,Stinger型の方が性能の良い当量比範囲があることが分かった。