抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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遠距離海洋レーダによって得られた表層流データを用いて,台湾北東部の黒潮の季節変動とその要因について調べた。台湾北東部の黒潮の流速には,冬季(1月)に最小,夏季(7月)に最大となる明瞭な季節変動があること,流軸位置は約20kmの範囲内で北西-南東方向に移動する程度で,その季節性に関しては不明瞭であることが明らかにされた。4-11月における台湾北東部の黒潮の変動(ここでは,流速変動を意味する)は,フィリピン海盆のスベルドラップ輸送量の変動と良く一致した。この結果は,初夏から秋にかけての台湾北東部の黒潮の季節変動が,フィリピン海盆のスベルドラップ輸送に関連するものであることを示している。(著者抄録)