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J-GLOBAL ID:201002298484140164   整理番号:10A0305372

準2次元有機伝導体における電荷秩序絶縁体から金属への光誘起相転移の電荷,格子,及びスピン動力学

Charge, Lattice, and Spin Dynamics in Photoinduced Phase Transitions from Charge-Ordered Insulator to Metal in Quasi-Two-Dimensional Organic Conductors
著者 (7件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 034708.1-034708.9  発行年: 2010年03月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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準2次元有機伝導体,θ-(BEDT-TTF)2RbZn(SCN)4とα-(BEDT-TTF)2I3[BEDT-TTF=ビス(エチレンジチオテトラチアフルバレン]において観測されている様々な光誘起電荷融解動力学を解明するため,異方的な三角格子上の拡張Peierls-Hubbard模型において古典フォノンと結合した厳密な多電子波動関数を基に,電荷とスピンの相関関数の光誘起時間発展を理論的に調べた。いずれの塩でも,いわゆる水平ストライプ電荷秩序は,最隣接斥力相互作用と電子-格子相互作用によって安定になる。θ-(BEDT-TTF)2RbZn(SCN)4(θ-RbZnと略記)では,格子変形から生じる安定化エネルギーは大きいため,電荷及び格子秩序を融解するには大量のエネルギーが吸収される必要がある。光誘起電荷動力学は,関係するほぼ縮退した固有状態の数がかなり多いため,複雑な挙動を見せる。これは,格子が変形しないとき,高い構造対称性の関係する。α-(BEDT-TTF)2I3(α-I3と略記)では,格子安定化エネルギーがそれより小さく,少量のエネルギーが十分電荷及び格子秩序が融解して,金属相が発生する。その光誘起電荷動力学は正弦波振動を見せる。α-I3では,低い構造対称性のため,正孔リッチサイト間にほぼスピン一重項結合ができ,そのスピン相関は光励起後でも生き残る。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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金属-絶縁体転移 
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