抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では有機吸着分子膜に関して,最近の研究報告により古典理論では論じられなかった流体力学的因子(すべり速度および表面粗さ)の影響,および流体効果を排除したトライボフィルム自体の真の摩擦特性把握の試みについて紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:境界潤滑下のナノメートルスケールの分子膜(トライボフィルム)の特性,摩擦制御など,2)境界潤滑下における潤滑油基油の流体力学的効果の検証:表面粗さの影響(摩擦に及ぼす表面粗さ,スキューネス,およびクルトシスの影響,ステアリン酸調合油による鋼の摩擦速度特性に及ぼす粗さ方向の影響),摩擦力のすべり速度依存性(アルキル分子鎖の異なる4種類のZnDTPにおける摩擦速度特性の比較結果,炭素数C12のアルコールから合成した直鎖アルキル分子鎖を有するZnDTPの低速域での低摩擦係数など),3)トライボフィルム自身の摩擦特性解明へのアプローチ:トライボフィルムの摩擦特性の研究経緯,摩擦測定結果の典型例(ステアリン酸とZnDTPの添加剤を用いた場合の往復動摩擦試験によるトライボフィルム形成中の結果,マイクロトライボメータによるトライボフィルムの測定結果)など。