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J-GLOBAL ID：201102254188636839   整理番号：11A0918652

実用化される新しいカーボン材料 フラーレンと有機薄膜太陽電池

著者 (1件)： 松尾豊 (東大 大学院理学系研究科)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 59  号： 5  ページ： 242-245  発行年： 2011年05月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機薄膜太陽電池は新しいエネルギー源として広く注目されている。太陽電池の普及には発電コストの低い有機薄膜太陽電池の高性能化が不可欠であり,近年になってエネルギー変換効率が急激に上昇し,実用化レベルに達しつつある。この変換効率向上の鍵を握るフラーレン誘導体の開発と有機薄膜太陽電池の今後の開発について述べた。有機薄膜太陽電池の中身,エネルギー変換効率向上のための戦略,新規フラーレン誘導体の開発,新規フラーレンとポルフィリン誘導体を用いた有機薄膜太陽電池について概説した。高効率な光吸収と電荷移動が行える有機半導体材料の開発を含む今後の課題を明らかにした。

シソーラス用語： *フラーレン ,  *太陽電池 ,  エネルギー変換 ,  エネルギー変換効率 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  有機化合物 ,  有機半導体 ,  ケイ素化合物 ,  光電変換 ,  *有機太陽電池 ,  *フラーライド ,  ポルフィリン類 ,  シリルメチルフラーレン
準シソーラス用語： *有機薄膜太陽電池 ,  *フラーレン誘導体 ,  ポルフィリン誘導体 ,  SIMEF

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (1件)： テトラベンゾポルフィリン

引用文献 (5件)：

• MATSUO, Y. J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 16048
• MATSUO, Y. J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 15429
• 松尾豊. 有機薄膜太陽電池の科学. 2011
• 東京大学大学院理学系研究科. 東京大学大学院理学系研究科プレスリリース. http://www.s.u-tokyo.ac.jp/press/press-2009-26.html
• 光電変換化学講座ウェブサイト. http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/users/photoelect/index.html

タイトルに関連する用語 (3件)： カーボン材料 ,  フラーレン ,  有機薄膜太陽電池